先日、九州に住む友人が名古屋に来てくれたので一緒にランチをした。
若くして介護施設を経営し海外に学校を設立し、
今はサドベリー・スクールという自由な発想で子供たちを育てるための学校設立に向けて頑張っている素敵な女性起業家の友人だ。
ここでサドベリー・スクールについて簡単に説明させていただこうと思う。
サドベリー・スクールとは、基本的に学年やクラスはなく入学時期や卒業時期も生徒で選ぶことができる。
生徒は生徒とスタッフによって決定された学校のルールの範囲内で自由に行動し、学ぶ内容を決めるのも生徒自身だ。
その信念は“子どもは生きていくうえで必要なことは自らで学んでいくことができる”という考えにあるそうだ。
彼女から話を聞くまで、私はサドベリー・スクールという学校の存在を知らなかった。
そして、自分なりに色々調べてみてとても素敵なシステムの学校だなと感じた。
物心ついた頃から父は私に対してよくこう言ったものだ。
“良い学校へ行かなくてもいい。良い企業に就職しなくてもいい。良い人と結婚しなくてもいい。死ぬときに後悔しないように自分の人生に責任を持って生きなさい”
と。
それでも心のどこかにあったのは、
“良い学校へ行き、良い企業に就職し、良い人と結婚することが正しく幸せな人生”
という概念。
それは、学校や社会に出て生活するうちに知らず知らず植え込まれてしまったものなのかもしれない。
決してこの考え方が間違っていると言いたい訳ではない。
今は、“自分には自分、人には人それぞれの幸せのかたちがある”と思っている。
あくまで私の個人的な考えであり極端な例えだが、
深海魚が砂漠で暮らすことができないことを嘆く必要はないし、
そんな深海魚に対して間違っているだとか劣っているだとか周りが言うのもおかしな話だということだ。
ランチのあとはもう1人共通の友人を交えて3人でティータイム。
広告関連や食品関連の会社を経営しており、現在比較的時間に余裕のある私にちょっとしたお仕事を与えてくれる心優しい友人だ。
ほんの1年くらい前までは頻繁に連絡を取り合ったり定期的に会っていた友人たちだが、
私が身体や心を壊してしまったタイミングからなぜか疎遠になっていた。
しかし、驚くべきことに2人も私と同じようなタイミングで身体を壊したりビジネスが上手くいかなかったり壁にぶち当たっていたと言う。
本当に苦しい時こそ心配をかけたくないと思ってしまうのか、なかなか周りの人に「助けて」と言えなくなってしまう。
それでも同じようなタイミングで壁を乗り越え復活し、こうして再び3人集結することができた。
そして、会話の中で3人一致した意見が、“自分がやりたいことをやって生きていくということはとても大切なこと”ということだった。
自分がやりたいことをやって生きていくということは時としてとても大変で、危険で、努力が必要なことかもしれない。
それでも、心の声を無視して自分が望む道を歩むことをせず、ただ安全に生きていくよりはずっといい。
身体を壊してからそう思うようになった。
さて、やっと本題だ。
今回世界一周に出発するということを周りの友人たちに話したとき、何名かの友人たちから『途中でぜひ合流したい!』と声をかけてもらった。
今回お会いした女性起業家の友人もそのうちの1人で、私の世界一周計画表を渡し、どこで合流しようかと考えた。
旅の話をしている時間は本当に楽しい。
私は圧倒的にひとり旅の経験が多く自由気ままなひとり旅が好きだが、仲間とワイワイする旅も好きだ。
ただ、難点は私のスケジュールがかなり詰まっているため上手くタイミングを合わせられるかという点にある。
世界のどこかで上手く合流し、友人と一緒に旅ができたらそれは人生において最高の思い出になるのではないだろうか。
また、当ブログを通してメッセージをくださったりSNSで繋がってくださった皆様には本当に感謝しています。
中には世界のほとんどの国の訪問歴があるプロフェッショナルな旅人の方もいらっしゃって驚きました。
世界一周について『長いひとり旅が始まる…。』という気持ちで準備に取り組んでおりましたが、
とても心強いです。
そしてつい昨日、私が購入した海外不動産物件の買取を申し出る現地投資家の方が現れたと仲介業者より連絡をいただいた。
私が2年以内に帰国を考えている大きな理由の1つはその海外不動産物件の残金支払いがあるからだ。
大きな支払いが生じるし、入居者を募集する場合はさらなる手続きや部屋の改装が必要になる。
しかし、物件を売却してしまえば帰国しなければならない理由はなくなる。
そのうえ、支払った頭金や頭金の30%以上の利益が手元に返ってくる。
先方の投資家には買取りの条件があり、現在交渉中で現在のところどのように話がまとまるかはわからない…。
もし、売却することになれば私はさらに旅を続けるのか。
または2年も経たないうちに帰国するということもあるかもしれない。
人生は予測不能。何が起こるかわからないから本当におもしろいなと思う。
本日は取り留めもなく書いてしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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