アルゼンチン

アルゼンチンで引きこもり!?長期旅行者にありがちな旅疲れに陥る!!

2019-12-11

ついに私にも長期旅行者特有のあの症状が現れた。

体調不良に陥る

ウマワカツアーの翌朝、起床したら喉が痛かった。どうやら風邪をひいてしまったらしい。

そういえば昨夜はノンスリーブのワンピースを寝巻替わりにお腹を出して眠っていたような気もする。

疲れも溜まっていたのだろう。熱を測ったら微熱があった。

しばらく観光はお休みして宿でゆっくりしようと決意した。

さらに言えばこの頃になると私の観光意欲は減退し、ちょっとやそっとの絶景では感動しなくなっていたのだ。

観光疲れと絶景慣れという症状かもしれない。贅沢な病気だ。

宿に引きこもっていたいという気持ちが大きくなった。

 

居心地のよい宿

私がサルタ滞在中に利用していたAccueillant Hostel Saltaという宿は最高に居心地がよかった。

中心地から離れているのが玉に瑕だったが、いわゆる沈没宿というやつかもしれない。

まず、施設は広々としており清潔だった。

陽のあたる中庭には洗濯物を干すことができる。

キッチンも調理に必要な器具は一通り揃っており使い勝手がよかった。

リビングやダイニングの居心地もよい。

トイレやシャワーも日本並に清潔でクオリティが高かった。

卓球台などもあり、ここで私はよしさんとガチの卓球バトルを繰り広げたりもした。

ボリュームには欠けるが無料の可愛い朝食も付いている。

そして何と言ってもここのオーナーとオーナーの奥さんは最高に優しくて素敵な人たちだった。

オーナーは英語が堪能で『何か困ったことはないか?大丈夫か?全て上手くいっているか?』と時折宿泊者たちを気遣っていた。

奥さんは英語を話すことはできないものの、いつもニコニコしていて可愛かった。

ホステルというよりはホームステイといった方がしっくりくるかもしれない。

私はしばらくの間ここで暮らしたいとすら思った。

そして1週間ほど滞在をした。

1週間滞在というのは長期滞在には入らないのかもしれないが、旅のペースが速い私からしたら長期滞在の部類に入った。

 

出会いと別れ

よしさん、よしきさん、ともちゃんと宿でご飯を作って一緒に食べた。

ちなみに私はただ食べるだけの係であり、調理は3人に任せた。

「私も手伝うよ」と申し出たが『大丈夫です』との回答をいただいたので甘えさせてもらった。

この野菜炒めは日本の味がして最高に美味しかった。

私は日本の味に飢えていた。

そしてこれが4人で一緒に食べた最後のご飯だった。

 

よしさん、ともちゃんとの別れの時がやってきた。

2人は一足先にチリのサンティアゴへ行くとのことだった。

帰国の時期が迫っているというのもあったらしい。

旅の仲間との別れはやはり寂しい。

いつかの再会と旅の無事を祈って別れた。

 

私とよしきさんはこの宿に残った。

日本人が2人になってしまった…と思ったが、その後日本人男子大学生2人組がやってきた。

だいき君とまさし君だ。

彼らは日本の中でも有名な指折りの大学に通う優秀な大学生のようだった。

英語も堪能でコミュニケーション能力が非常に高いなと感じさせられた。

人生は、出会いと別れの連続だった。

 

日本食を求めて

滞在中は宿の近くにあるスーパーマーケットで食材を購入し、毎日のようによしきさんと日本食っぽい料理を作ることに挑戦した。

そんな我々の様子を見ていただいき君とまさし君の間で、

『えっ、海外に来てまで日本食ですか?』

『バカっ!よしきさんもNorikoさんも海外歴が長いから日本食が食べたくなるんだよ!』

というようなやり取りがされていた。

 

そうなのだ…。

“海外を旅している最中はできるだけ現地の料理を堪能し、異文化を味わいたい”

私にもそんな風に思っていた時期がありました。

しかし、実際に日本食を食べない期間が長くなるとそんな信念とは裏腹に身体と心は日本食を求めだす。

 

私は数年前に欧州を約1ヶ月かけて旅した時のことを思い出した。

1ヶ月が経過しようとする帰国間近の頃、私の身体は日本食不足…主に白米不足に陥り元気が出なくなっていたのだ。

次第に心までやられてしまった私は雨の降る夜のローマを徘徊し、中華料理レストランを見つけると駆け込んだ。

そこで1皿日本円にして1,500円もする炒飯を注文したのだった。

白米ではないといえ、炒飯は私の心身を満たし元気を与えてくれた。

 

アルゼンチンといえば肉だった

「見てください!この肉すごくないですか!?」

スーパーマーケットから帰ってきただいき君とまさし君はパックに詰められた分厚い巨大なステーキ用の肉を手にしていた。

写真がないのが残念だ。

「スーパーでめちゃくちゃ安く売られていたんです!」

と言う。

 

そういえば、アルゼンチンといえば肉が有名だった。

安い金額で美味しい肉を食べることができる。

彼ら2人が宿のキッチンで肉を焼く様子を眺めたり、よしきさんと共にちょっと味見させてもらったりした。

 

よしきさんと話し合った結果、『我々もビーフシチューを作ろう』ということになった。

出来上がったものはビーフシチューとはちょっと違う食べ物だった。

私たちはビーフシチューの作り方を知らなかった。

とは言え、肉料理はやはり美味しかった。

そういえば、よしさん、よしきさんと再会した夜に2人が作ってくれた牛丼は最高に美味しかった。

 

こうして私はサルタで少し休養をとった。

長期旅行者にとって…少なくとも私にとって“何もしないで宿でゆっくり過ごす”というのは絶対に必要な時間なのだということがわかった。

 

私の風邪は完治していないものの、そろそろ出発をしないと次のスケジュールに影響が出てしまう。

よしきさんはしばらくこの宿に残り、この街でバスキングをしてお金を稼ぐということだった。

よしきさんはギターを弾いて歌うことができる。

だいき君とまさし君は私たちより先にこの宿を旅立っていた。

 

私はよしきさんに別れを告げた。いつかの再会と旅の無事を願い。

そしてまた独り、新たな地へと旅立つのだった。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Noriko Sumiya

約2年間の世界ひとり旅を経験。通算80カ国+未承認国家を訪問。 2020年3月に新型コロナウイルスの影響で帰国した後は『心の声に従い、自分らしく生きる』というテーマに焦点を当て、世界中どこでもパソコン1台で収入を得られる自由な旅人に転身。同じ夢を持つ方たちを応援したいと思い情報発信をしています。ビジネスブログも書いていますのでよろしければご覧ください!

-アルゼンチン
-, ,

© 2020 Noriko Sumiya