世界遺産にも登録され、マヤ遺跡の中でも有名なチェチェン・イッツァー。
今回は私が参加したチェチェン・イッツァーツアーについてご紹介させていただきます。

チェチェン・イッツァーツアー内容
- Itourを利用
- 古都バジャドリ観光
- セノーテ・イキル観光
- ホテルでランチブッフェ
- チェチェン・イッツァー観光
チェチェン・イッツァーツアー
ツアー申込み
世界一周経験者の友人にカンクン発の安いツアーを教えて頂いていたので、そちらのツアーに参加しようと考えていたのですがスケジュールの都合上カンクンからは参加できず。
チェチェン・イッツァーはバスを利用して個人で行くことも可能なようですが、そうすると逆に高くついてしまうそうなのでトゥルムからのツアーを探し、参加することにしました。
街のツアー会社をいくつか回りましたが、どのツアー会社も料金の表示がなく全て交渉制のようです。
これはしんどい。ここでの相場はいくらなのでしょうか。
どこもツアー内容はほとんど同じですが、100US $という強気の値段提示をしてきた会社もありました。
最終的に安いツアー会社で800ペソ(約4,800円)で交渉成立。
それでもカンクン発のツアーの方が安い。
「カンクン発のツアーはもっと安いのですがこれ以上のディスカウントは可能ですか?」
と交渉したところ、
『トゥルム発のツアーの相場は800ペソなのでこれ以上のディスカウントは厳しいです。』
との回答がきました。
確かに発着場所が変われば当然金額も変わります。
ちなみに今回私が利用したツアー会社はItourという会社です。
ツアーに出発
朝8:45にツアー会社の前に集合し、バスで出発しました。
ガイドさんが、
『皆さん、どこの国から来ましたかー!?』
と恒例の質問を投げかけ、出身国で挙手することになりました。
色々な国からツアー参加者が集まっていましたが、アジアからの参加者は私1人です。
そのおかげかたくさんの方に声をかけていただき、楽しいツアーとなりました。
バジャドリ
まず、最初に訪れたのは古都バジャドリというコロニアル調の街。
30分程だけ立ち寄りました。
ここには歴史を感じさせる古くて綺麗な教会があります。
イスラエルから来たサラという男性と一緒に街を散策しました。
晴れた空にコロニアル調の建物が映えてとてもキレイです。
おみやげ屋さんもあり、たくさんの髑髏が並べられています。
メキシコでは髑髏や骸骨グッズをよく目にしました。
大昔から先祖の骸骨を飾る習慣があったようです。
バジャドリはカンクンからバスで2時間ほどでアクセスが可能です。
周辺にはマヤ遺跡やセノーテもあるそうなので、時間に余裕のある方は単体で遊びに行くのも面白いかもしれません。
セノーテ・イキル
そして再びバスに乗車し、次に到着したのが聖なる泉セノーテ・イキルです。
施設内は穏やかな雰囲気が漂っていました。
こちらは友人から“がっかりスポット”と聞いていたのであまり期待していませんでした。
聖なる泉というと美しい泉を想像してしまいますが、確かにこちらのセノーテはお世辞にも綺麗と言えないかもしれません。
昔はこのセノーテに吉兆を占うために女性を投げ入れていたとか。
現在はプールとしての役割を果たしているようです。
上から覗き込むようにして観るとあまり美しいとは思えませんが、セノーテの内部から上を見上げるとなかなかよい景色なのではないかと思います。
一緒に来たツアーメンバー達は水着に着替えて泉に飛び込んでいました。
『Norikoはなんで泳がないの!?』
と驚かれましたが、私には飛び込む勇気はありませんでした。
ポイント
セノーテで泳ぎたい方は水着やタオルなどを持参しましょう。
ランチブッフェ
1時間程セノーテに滞在した後は、近くのホテルでランチブッフェをとりました。
この時点で時刻は14時を指していました。
かなりお腹が空いています。
やっとご飯を食べることができます。
舞台ではショーが開催されていましたが、どちらかと言えば私を含めみんな料理に夢中の様子でした。
ブッフェということであまり質は期待していませんでしたが、料理の種類もなかなか豊富でお肉の煮込み料理が美味しかったです。
チチェン・イッツァー
そして、15時。
やっと今回のツアーの目玉であるチェチェン・イッツァーに到着です!
大きなピラミッド、カスティーヨにとても感動しました。
マヤの最高神ククルカンを祀るピラミッドだとか。
春分・秋分の日の日没の際に階段の西側が太陽に照らされて作られた影と、照らされた部分によって蛇の胴体が映し出されます。
そしてそれが階段の北側にあるククルカンの頭の彫刻と繋がり、まるでククルカンが降臨したかのように見えるそうです。
これは物凄く高度な天文観察術を持っていないと創造することが不可能だと言われています。
なぜそこまで高度な天文観察術を持っていたのか…。そしてなぜマヤ文明は滅びてしまったのか…。
本当に謎ですね。
球戯場のレリーフ。
チチェン・イッツァーにはとても大きな球戯場があり、かつてここで球戯が行われていたそうです。
球戯に勝った側が生け贄になったとも負けた側が生け贄になったとも言われており真実は謎のままだそうですが、今回案内してくださったガイドさんは『勝った側が生け贄になった』と説明してくれました。
球戯に勝って命を取られるとはどういう気分なのでしょうか。
もし、それが真実であれば現代の死生観とは異なるものを持っていたのではないでしょうか。
串刺しの髑髏のレリーフ。
実際にここで生け贄になった者の髑髏に穴を空け、棒を通して並べたそうです。
何とも言えない気分になります。
カスティーヨは近くで見ると大きくて迫力がありました。
スイスから来たシルバナと、ペルーから来たクラウディアと一緒に撮影。
これからの旅のことを話していたら、
『もし、私の国に来て困ったことがあったらすぐに連絡をちょうだい!あなたの助けになるわ!』
と連絡先を交換してくれました。
他にもコロンビア、オーストラリアから来た方などたくさんの方が声をかけてくれて嬉しかったです。
2時間程チチェン・イッツァーを堪能し、バスでトゥルムの街に帰り、ツアーは終了しました。

行き方・料金
チチェン・イッツァツアー
Itour
集合時間:8:45
解散時間:19:30
集合・解散場所:Itour
料金:800MXN~(約4,800円)
ツアー内容:バジャドリ・セノーテ・ブッフェランチ・チチェン・イッツァ(入場料・ランチ代すべて込み)