ふと思い出す、社会人になって間もない頃の記憶。
会社の卓上カレンダーに写し出された世界の美しい絶景写真を眺めていた日々。
いつの日か、私もこんな美しい世界を自分の目で見ることができたら…と憧れていた。
でも、私にはお金も時間も英語力も、1人で旅に出る勇気さえもなかった。
それから続いた努力の日々。
英語を必死に勉強して、
副業を頑張って多い時は7桁の月収を稼いで、
経験を重ねて自信をつけて。
でも、最後の決意がずっとできないままでいた。
“いつか、世界を自由に旅したい”
と、いつかの未来を夢見て生きていた。
そして、1度は夢を諦め体調を崩し、
この身体で過ごせる時間には限りがあることを改めて実感した。
いつかの未来を夢見ているだけでは永遠にその時は来ないのだと感じ、
自分の心の声に従って旅立ちの決意をした。
だから、この旅では過去に縛られたり、いつかの未来に囚われたりせずに、
“Present(今・現在)”を楽しんで、感謝して、生きようと思う。
『時には命の危険にさらされるかもしれないのに、なぜそんなに旅がしたいのですか?』
ときかれることがある。
なぜ旅がしたいのか?
なぜ世界を見たいのか?
それは、やっぱり私のDNAに、魂に、刻み込まれた“宿命”だからとしか答えようがない。
Yesterday is history.
Tomorrow is a mystery.
Today is a gift. That's why it's called the “present”.
-Alice Morse Earle-