今回はコロナ禍におけるトルコ入国と現地の情報をお伝えさせていただきます。
2021年4月現在、私はマルタ共和国からトルコに渡航し旅をしています。
コロナ禍での旅は通常の旅と何が違うのか。

トルコへの入国
航空便について
航空便についてですが、日本からは羽田空港からターキッシュエアラインズの直行便が運航されています。
私はマルタ共和国からエアマルタ(ターキッシュエアラインズと共同運航)の直行便で入国しました。
注意ポイント
入国条件の項目でもご説明させていただきますが、トルコへ向かう航空便の最初のチェックイン時に搭乗時刻の72時間以内に検体を採取したPCR検査陰性証明書の提示が必要となります。
入国条件
- 6歳以上の方は最初の飛行機搭乗時刻の72時間以内に検体を採取したPCR検査陰性証明書を携帯する(2021年4月14日まで)
- 6歳以上の方は飛行機のチェックイン時、トルコ到着時にトルコ政府が指定するトラベルエントリーフォーム(https://register.health.gov.tr/)を提示する
- トルコ入国予定日の10日以内にブラジル、デンマーク、南アフリカ、イギリスに滞在していた人はトルコ入国後10日間の隔離義務が発生する
状況は流動的ではありますが、必要な書類はしっかり準備しておきましょう。
日本でPCR検査陰性証明書を取得する方法は姉妹ブログのこちらの記事でご紹介させていただいております。
-
-
参考マルタ共和国の無料PCR検査・陰性証明書取得方法について!!
今回はマルタ共和の無料のPCR検査予約から陰性証明書取得までの流れについてご紹介させていただきます。 私は特に症状があったわけではありませんが、マルタから他国へ旅行に行く用の陰性証明書を ...
続きを見る
また、マルタ共和国でPCR検査陰性証明書を無料で取得した方法はこちらの記事にまとめてあります。
ぜひチェックしてみてください!
トラベルエントリーフォームについて
トラベルエントリーフォームとは
トルコ政府が指定するトルコ入国・滞在時に必要なフォームです。
飛行機のチェックイン時、トルコ到着時に提示する必要がありますので飛行機のチェックイン時までには必ず入力して書類を作成しておきましょう。
また、トルコ滞在中も公共の交通機関での移動時や宿泊時、一部のお店に入店する際に提示を求められます。
いつでも提示できるようにスマートフォンに保存するか紙媒体で携帯しておきましょう。
ちなみに私はマルタで飛行機にチェックインをする際にPCR検査陰性証明書を提示し、トラベルエントリーフォームについて確認をされましたが、トルコ入国時はPCR検査陰性証明書もトラベルエントリーフォームも一切確認をされませんでした。
とは言え、しっかり準備しておきましょう。
申請方法
トラベルエントリーフォームの申請方法についてご説明させていただきます。
まず、https://register.health.gov.tr/にアクセスします。
表示言語を選択し、OKボタンをクリックします。
上記画面が表示されましたら下へスクロールし、必要事項を入力します。
名前と苗字はパスポートと同じローマ字の名前と苗字を入力しましょう。
予定している滞在先の住所を入力します。
ここに入力した滞在先しか滞在してはいけないなどのルールはありませんが、1つ以上の滞在先を入力しないと先に進むことができません。
まだ全く滞在先が決まっていない方は仮のホテルやゲストハウスの住所でもよいので入力しておきましょう。
過去10日間に滞在した国を入力します。
日本からトルコへ入国される方は日本を選択しましょう。
私はマルタ共和国に滞在していたのでマルタ共和国を選択しました。
ここまで入力が終わると確認の画面が出ます。
入力事項に間違いがないか確認をし、間違いがなければSaveボタンをクリックしましょう。
トラベルエントリーフォームが作成されます。
こちらのフォームはトルコ行きの便へのチェックイン時、トルコ入国時、トルコのホテルやゲストハウスへの滞在時、公共の交通機関を利用する時、一部のお店に入店する時など様々な場面で必要となりますので、携帯電話に保存しいつでも提示できるようにしておきましょう。
トルコ旅行注意点
HESコードの登録について
ご説明させていただいた通り、トルコ入国・滞在時にはトルコ政府が指定するトラベルエントリーフォームを携帯する必要があります。
トラベルエントリーフォームにはHESコードと言って個人を結びつける番号が付与されます。
このHESコードがないと最悪地下鉄や市内バスにも乗ることができなくなってしまうので注意が必要です。
例えばイスタンブールでは地下鉄や市バスに乗る際にチャージ式のカード、イスタンブールカードを利用します。
現在、使い捨てのカードは利用不可能です。
イスタンブールカードを利用するには地下鉄などに設置されている機械を利用するか、もしくは係員にお願いしてカードとHESコードの情報を結びつける必要があります。
この作業をしないと改札の機械にはじかれてしまい、改札を通ることができません。
その際厄介なのがトルコで利用できる電話番号の入力が必要だということです。
私はカードとHESコードの情報を結びつける際、SIMカードを購入できていなかったので電話番号の欄を空欄にして申請していました。
しかし、何度挑戦してもエラーになってしまい登録することができませんでした。
見かねた係員の方が番号を貸してくれ、やっと登録することができました。
イスタンブールカードを利用する際はトルコで利用できる携帯番号が必要となります。
他の街でも市内バスを利用する際、あらかじめチャージ式のカードを購入して、ウェブサイトを利用しHESコードと結びつける必要がありました。
もしくはウェブサイトでクレジットカードとHESコードの情報を結びつけ、そのクレジットカードを利用して支払いをすることでバスに乗車することもできました。
しかし、私はセキュリティの面で不安を感じたのでクレジットカードの方法は利用しませんでした。
Booking.comが利用できない
トルコ国内のインターネット回線からではBooking.comを利用することができません。
トルコ国外からBooking.comを利用してトルコの宿泊施設を予約することは可能です。
この問題はBooking.comも改善に努めているようですが一向に改善されていません。
agodaなど別の予約サイトを利用するか、VPNネコで別の国の回線を利用してBooking.comを利用するようにしましょう。

-
-
参考世界一周・海外旅行に役立つおすすめアプリ厳選!!
こんにちは! 世界80カ国を旅し、現在も海外ノマドワーカーとして海外で生活しているNorikoです。 今回は世界一周や海外旅行で役立つアプリをご紹介させていただきます。 海外を旅する際に ...
続きを見る
海外滞在時に役立つ無料アプリについて、こちらの記事にまとめましたのでぜひ参考にしてください!
トルコの現状・様子
4月10日から5月12日までトルコ全土のレストラン・カフェが営業停止となりました。
テイクアウトの飲食店は営業しております。
公共の交通機関も運行されておりますが、一部の観光地のバスなどで減便が見られます。
トルコは現時点では比較的他国に比べて規制が緩いため、様々な国から観光客がやって来ている印象です。
とは言え、日本人の姿を見ることはほとんどなく「1年ぶりのお客さんだよ」と宿泊施設で言われることが何度かありました。
新型コロナウイルス流行前と比べますと閉店しているお店も多いですし全体的に観光客は少なめです。
東アジア人に対するコロナ差別なども少し心配しておりましたが、全くそんな様子はなくどちらかと言えば歓迎してくれています。
それはトルコ人がお客様に対してはおもてなしをするという伝統文化を大切にしているからかもしれません。
トルコから日本に帰国する場合
日本政府が制定したルール
トルコから日本へ帰国する場合、現在は以下の措置が必要となっております。
- 出国予定時刻の72時間以内に検体採取したPCR検査陰性証明書取得(指定フォーマットあり)
- 帰国後は公共交通機関の利用は不可能(誓約書の提出)
- 14日間の自主隔離が必要(誓約書の提出)
- スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用
これらの点を考慮したうえで旅行の計画を立てましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
4月10日から約1ヵ月間レストラン・カフェが営業停止になってしまいましたが、トルコは比較的規制が緩いので特に大きな問題なく旅ができるといった雰囲気です。
HESコードの提示が若干煩わしかったり閉店しているお店が通常より多いのは残念ですが、現在旅を楽しむことはできます。
