今回はウクライナ入国とボルィースピリ国際空港からキエフ市内への移動方法、キエフ市街の様子をご紹介させていただきます。
コロナ禍の入国ということもあり、少し心配な面もありましたが無事入国することができました。

ウクライナ入国について
PCR検査陰性証明書
まず、ウクライナ入国の際に準備しておく書類は2点あります。
- ウクライナ入国前の72時間以内に検体採取したPCR検査陰性証明書
- ウクライナ滞在期間中のCOVID-19の治療等をカバ ーする医療保険・海外旅行傷害保険
です。
私はPCR検査陰性証明書はトルコのイスタンブールの旅行会社で取得しました。
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さらにPCR検査陰性証明書を提示する機会は3回ほどありました。
- 航空便チェックイン時
- 搭乗時
- 入国審査時
です。
必ず準備し、提示できるようにしておきましょう。
COVID-19をカバーする海外旅行保険
また、ウクライナ滞在期間中にCOVID-19の治療等をカバ ーする医療保険・海外旅行傷害保険の加入が必要となります。
既に保険に加入されている方は、保険証書を用意しておけば大丈夫です。
ただし、英語・ロシア語・ウクライナ語のどれかで記された書類でないと問題になる可能があります。
私はクレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用していましたが、ちょうど期限が切れそうだったのでウクライナ観光客向けのホームページから新しい海外旅行保険に加入しました。
ここではその加入方法をご紹介させていただきます。
まずはこちらのホームページへ。
このような画面があらわれるので下へスクロールします。
するとこのように保険の申込み欄があるので必要事項を入力し、SIGN A CONTRACT をクリックします。
保険料について
最初の3日間の滞在に対し3.3ユーロ(約432円)、さらに滞在一日ごとに0.8ユーロ(約105円)と保険料に8%のサービス料が課せられます。
例:45日間滞在する場合
・€3.3(最初の3日間)
・€0.8×45日間=€36
・(€3.3+€36)×8%=€3.144
合計€3.3+€36+€3.144=€42.444(1,370.91フリヴニャ)
入力したメールアドレスに確認コードが送られるので確認をして入力をします。
このようなメールが届きます。
200138が確認コードです。
確認コードを入力し、PAY ボタンをクリックします。
すると支払いのページに飛びますのでクレジットカードの情報とメールアドレス、携帯番号の情報を入力し Checkout ボタンをクリックして支払いを完了させます。
DOWNLOAD THE INSURANCE ボタンをクリックすると保険証書をダウンロードすることができます。
保険証書が添付されたメールも送られてきますので、ここでダウンロードをせずに画面を閉じても大丈夫です。
保険証書を印刷し、最後のページのサイン欄にサインをします。
これで完了となります。
保険証書を提示する機会は1度だけありました。
- 入国審査時
です。
ウクライナ入国審査
入国審査時に提示した書類は、
- パスポート
- PCR検査陰性証明書
- 海外旅行保険証書
の3点でした。
滞在期間を質問されたので、海外旅行保険を申し込んだ期間を答えました。
出国の航空券は手配していませんでしたが、それについて触れられることはありませんでした。
滞在の目的を聞かれ、こんなご時世に観光と言ったらどうなるんだろうと思いつつ「観光です。」と答えましたが問題なく入国することができました。
無事ウクライナに入国しました😊トルコの飛行機チェックインカウンターと搭乗時にPCR陰性証明提示、ウクライナイミグレ時にPCR陰性証明+ウクライナ旅行期間をカバーできる海外旅行保険証提示でOKでした✨#海外旅行#海外ノマド#ウクライナ#フリーランス pic.twitter.com/DfscMSyTFM
— Noriko海外ノマド@ウクライナ🇺🇦 (@Present_noriko) June 8, 2021
ボルィースピリ国際空港とは
ボルィースピリ国際空港について簡単にご紹介させていただきます。
ウクライナの首都キエフの東28kmに位置するウクライナ最大の国際空港です。
かつてはソビエト連邦の軍事基地として運用されており、ソビエト国民の海外渡航が制限されていたことから国内線を中心に運行をされていました。
ウクライナ独立後1993年に一般開放され、新ターミナルもオープンされ、拡張を続けています。
キエフ市内にはキエフ・ジュリャーヌィ国際空港もありますので利用される際は空港を間違えないようにしましょう。
また、空港にはATMや両替所はもちろんSIMカードを購入できるショップもあります。
ボルィースピリ国際空港からキエフ市街へ移動
移動方法
空港とキエフ市内の移動方法をご紹介させていただきます。
移動方法は主に3つあります。
- タクシー
- Sky Bus
- 列車
です。
タクシーの料金は200フリヴニャ(約800円)前後とそんなに高くないので、人数が多い場合は利用するのもいいかもしれません。
Sky Bus はハルキウスカ地下鉄駅までが60フリヴニャ(約240円)、キエフ旅客駅までが100フリヴニャ(約400円)です。
24時間運行しており、運賃はバス内で現金で支払います。
タクシーも Sky Bus も空港の出口を出てすぐの場所に乗り場があります。
3つ目は高速列車です。
料金は79.94フリヴニャ(約320円)でクレジットカード払いも可能です。
時刻表はこちらのホームページで確認をすることができます。
今回、私は安くて便利な高速列車を利用してキエフ旅客駅へ行きましたので、詳細をご紹介させていただきます。
空港から市街へ
列車の乗り場は空港の出口を出て、右へ歩いて行くとあります。
案内表示もありますので迷うことはありません。
こちらがプラットフォーム。
左手のチケット売り場でチケットを購入して入場します。
しばらく待機していたら3:28に列車がやってきたので乗り込みました。
そして、3:48に出発。
1両編成が可愛らしいですが、荷物置き場もあり近代的で乗り心地のいい列車です。
購入したチケットは途中で車掌さんがチェックに来るのでなくさずに持っておきましょう。
3:48に出発した列車は4:30にキエフ旅客駅に到着しました。
約40分ほどでキエフ市内に到着です。
キエフ旅客駅
深夜到着の便だったので少し治安の面で心配をしていましたが、特に危険を感じることもなくキエフ旅客駅に到着です。
キエフ旅客駅の窓から夜明けを眺め、これから始まる冒険に胸が熱くなりました。
始めての訪問になるウクライナ。
どんな世界が待っているんだろうと。
キエフ旅客駅は夜明けでも明るく、人もたくさんいるので治安面は気を付けていればよっぽど問題はないかと思います。
また、駅周辺には早朝から営業しているKFCやマックもあるのでそこで休憩をすることも可能です。
朝6:00頃、地下鉄が運行しだしたので地下鉄で宿に向かいチェックインをしました。
地下鉄の運賃は1律8フリヴニャ(約32円)。
市内の移動にはとても便利です。
SIMカード購入
到着した初日、まずはSIMカードの購入をしましたのでここで簡単にご紹介させていただきます。
ウクライナには Lifecell、Vodafone、Kyivstar の三種類の携帯キャリアがあります。
今回私が利用したのは電波のカバー率が一番高いと言われる Lifecell です。
店舗へ行き、購入したい旨を伝えれば店員さんが全て手続きをしてくれますので難しいことは何もありません。
私が購入したプランは120フリヴニャ(約480円)で1か月間に20GBのインターネットの利用ができるプランです。
ちなみに Lifecell は携帯電話を再起動するとPINコードの入力を求められ、入力しないとSIMカードを利用することができなくなってしまうそうです。
ですのでPINコードは写真に撮って保存しておくなど失わないようにしましょう。

キエフ市街の様子
キエフの街を歩いていてまず驚いたことは、市街でのマスク着用率がとても低いことでした。
公共の交通機関内やスーパーマーケット内ではほとんどの人がマスクを着用するものの、屋外では半数以上の人がマスクを着用しておらず非常に開放的な空気が流れていました。
先日まで滞在していたトルコとは雰囲気が違います。
そして街並みはとても美しく、深夜到着の便で疲れていたにもかかわらずついつい散歩に出かけてしまいました。

行き方・料金
所要時間:片道約40分~
料金:片道79.94UAH~(約320円)