チリ

1人旅はさみしそう!?海外での国際恋愛と人間関係にまつわる話!!

1人旅ってさみしくないですか?

旅中に素敵な出会いはありますか?

外国人の友達はできますか?

等々…旅中の人間関係にまつわる質問をたまにいただくことがある。

特に1人で海外長期旅行を経験したことがない方にとって、旅中の人間関係の構築は未知の世界で想像もつかない部分もあると思う。

今回は海外1人旅における人間関係について、悩みや体験談を含め私なりにまとめてみた。

あくまでも私の個人的な意見や体験の1つに過ぎないということをご了承の上で読んでいただきたい。

旅中の人間関係構築は条件によって変わる?

結論から言うと、旅中の人間関係構築(1人で過ごすか他の人と一緒に過ごすか)は環境やその人の行動次第で大きく変わると思う。

宿泊施設タイプの違いによる環境という条件

まず、どんなタイプの宿泊施設に宿泊するかによっても大きく変わると思う。

下記の通り簡単にまとめてみた。

ホテル滞在の場合
ホテルに滞在した場合、個室に宿泊することになる。通常バスルームも室内に完備されているし、ルームサービスを使えば食事も室内で済ますことができる。
プライバシーは完全に確保され、1人の時間を過ごすことができる。
しかし、逆を言えば人と接する機会が少なく人間関係を構築することは難しいかもしれない。

ホステルやゲストハウス滞在の場合
ホステルやゲストハウスに滞在した場合、共用キッチンや共有スペース、共用バスルームを利用する機会などがあるため他の宿泊客と接する機会が増える。
また、ドミトリールームを利用した場合、他の宿泊客と部屋をシェアすることになる。
ドミトリールームは宿泊施設によって男女混合・別の部屋もあればベッドにカーテンが付いていてプライバシーを確保できるタイプの施設もある。
完全にプライバシーを確保するのは困難だがその分新しい出会いや人間関係が構築されやすいかもしれない。

語学力によって変わる

当然と言えば当然だが、語学力が高くて多くの人とコミュニケーションを円滑に取ることができる人はその分人間関係の構築もスムーズだ。

たくさんコミュニケーションを取ることにより、お互いに対する理解も深まりより深い人間関係を築くことができると思う。

もちろん語学力だけでなく相手や相手の国の文化に関心を持ったり、思いやりのある態度を取ったりなどのコミュニケーション能力も大切だと思う。

国籍や性別によっても変わる!?

極端な話、筋肉ムキムキで全身タトゥーまみれの仏頂面の男性と、清楚で非力そうないつも笑顔の女性だったらどちらが話しかけやすいだろうか?

おそらく多くの人が後者を選ぶのではないかと思われる。

旅先では不測の事態に巻き込まれやすい。危険を回避するためにも危険人物と思われる人との接触は極力抑えたいと思うのが人間の本能だろう。

そういう意味では男性より女性の方が声をかけてもらえる場面は多いかもしれない。

また、私はたまに日本大好きな日本ファン(?)のような方々に出会う機会もあった。

彼らは日本を訪問して以来日本の虜になってしまった人たちや、訪日経験はないものの日本の文化に憧れ(アニメ含む)日本人に対して興味を持っている人たちでもあった。

そういう人たちは積極的に日本人と思しきアジア人に声をかけてくると思う。

ある日本人の旅人は言っていた。

「日本人と接するのってプラスにはならないかもしれないけど、マイナスにもなりにくいよね。」

と。

 

1人の時間 VS 他の人と一緒に過ごす時間

そもそも、あなたは1人で過ごす時間と他の人たち大勢で過ごす時間のどちらが好きだろうか?

せっかく海外を旅して日本では出会えないような人たちと出会うチャンスがあるのだから、多くの人たちと関わりを持ってたくさんの友達を作るのがいいかもしれない。

しかし、せっかく1人で海外を旅するのだから風景や食事などをしっかりと堪能し、自分の心にゆっくりと向き合う時間を作ってみるのもいいかもしれない。

そこに正誤優劣は存在しないのではないか。

ユングの心理学的類型(外向型/内向型)

スイスの心理学者であるユングが提唱した外向型と内向型の話をご存知だろうか?

私は過去に心理カウンセラーの資格を取得した際にこれらのことを勉強した。

ここでザックリと紹介させていただこうと思う。

カール・グスタフ・ユング
カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 – 1961年6月6日)は、スイスの精神科医・心理学者。ブロイラーに師事し深層心理について研究、分析心理学(ユング心理学)を創始した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

外向型の人間とは
外部に価値観を求める人。
外部の世界(人、物質)の活動に興味を持つ。
他の人と一緒にいる時にエネルギーを充電できる。

内向型の人間とは
内部に価値観を求める人。
内部の世界(自分や他人の思考、体験、空想など)に興味を持つ。
1人でいる時にエネルギーを充電できる。

この他にも外向型と内向型とではそもそも脳の作りが違うなど諸説諸々だ。

おそらく外向型か内向型のどちらか1つに分類されるというような極端な話ではなく、人は外向型の部分も内向型の部分も持ち合わせておりどちらの要素がどれくらい多く含まれるかでその性質は変わるのではないだろうか。

ここでは外向型=他の人と一緒にいる時に元気を充電できる、内向型=1人でいる時に元気を充電できるという定義で話を進める。

ちなみに外向型の人は社交的で人付き合いが上手く大勢でいるのが好きで、内向型の人は社交性に乏しく人付き合いが下手で1人でいるのが好きというような説もある。

しかし、私は社交性などの性質や人付き合いが上手いか下手か、1人でいるのが好きか嫌いかなどは関係なく単純にエネルギーの充電方法が違うだけと習った。

極端な話、人付き合いは下手だけど大勢でいると元気がでるという人や大勢でいるのは好きだけど疲れてしまうから1人の時間も欲しいという人も存在するということだ。

内向型の旅人が持つ苦悩

ちなみに私はどちらかといえば内向型の傾向が強い。

大勢でいるのは楽しいし人付き合いも特別苦手とは思っていないが、1人の時間がないと疲れてしまう。

中南米を旅していた時は安全の面を考慮して基本的に個室に宿泊することが多かった。

しかしパタゴニアを旅していた時、宿泊費や物価の高さから節約のためにドミトリールームに宿泊していた。

部屋にいても、共有スペースで寛いでいても、ダイニングでご飯を食べていても誰かに話しかけられることが多く、私は安全な場所で1人でボーッとゆっくり過ごす時間をあまり確保できずにいた。

さらに外国人の方々とのコミュニケーションは日本語を使うこともできなければ、自分の意見をハッキリ言わないとわかってくれなかったりと…慣れない私を余計疲れさせた。

だからチリのサンティアゴに到着する頃、私は完全に疲弊していた。

“サンティアゴでは極力観光もせず友達も作らず引きこもる”

そう心に決めていた。

 

旅中の国際恋愛

外国人の男性に一目惚れしてしまった!?

サンティアゴの宿に到着した日、共有スペースでふと1人の男性が目に入った。

おそらくヨーロピアンの男の子だと思うが、どことなく日本人とハーフであるような親しみが持てる顔つきだった。

“可愛い顔をしてるなぁ…。日本にいたらモテそう。もし彼が日本で私の側にいたら好きになっていただろうな…。”

彼を見てそんな風に考えてしまった自分に驚いた。

私は男性を見ても異性として興味を持つことがとても少ない方だと思う。

男性も女性も最初の段階では同じ人間として認識する。

それなのに目に入った瞬間から彼を異性として認識していた。

今思えばこういうのを一目惚れと言うのかもしれない。

仲を深める

そんな彼と初めて会話をしたのはその日の夕食の時のことだった。

サンティアゴで私が宿泊していた宿アジ ホステル(Aji Hostel)は朝食と夕食が付いていた。

共有スペースに並べられたテーブルを利用して決まった時間内に食事をとる。

夕食付きの宿は珍しい。

席に座りスタッフが運んでくれた食事をとっていると、彼がやって来てたまたま空いていた私の隣の席に座った。

緊張してしまい自分から声をかけることなんてできない。

私は自分の向かい側の席に座っていたオーストラリア人女性のクリスティーナと会話をしていた。

「世界中を旅した男の写真を見たい?」

突然、他の人と会話をしていた彼は私に話を振ってきた。

『何ですか?』

あまりにも突然話を振られたので、彼の言葉が正確に聞き取れていたのかわからず聞き返した。

「英語がわからないならいいや。」

と、彼は私との会話をすぐに止めてまた周りにいる人たちとおしゃべりをしだした。

なんだか冷たいな…と少しショックを受ける。

しかしその後再び彼は、

「君、日本人?」

と私に声をかけてきた。

日本のアニメの話をされたが私はアニメや漫画のことは全くと言っていいほどわからない。

『Do you know Attack on Titan?(進撃の巨人って知ってる?)』

と自分が唯一知っている好きなアニメの名前を出してみた。

すると意外にも「シンゲキノキョジン!?知ってるよ!他のどのアニメとも比べられないくらい僕が1番好きなアニメだ!」

と大袈裟なくらい共感してくれ、日本語のタイトル名まで口にしてくれた。

私が好きなアニメを彼も知っていたということもそうだが、何よりも彼が私に対して共感してくれ、気遣ってくれたような対応を見せてくれたのが嬉しかった。

それから私たちは驚くほど打ち解け合い、夕食の時間中ずっとおしゃべりで盛り上がった。

彼はクリモンという名前のフランス人で彼の向かいの席に座っている親友のヴァレンティノと一緒に南米を旅しているらしい。

まだ社会にも出たことがない私よりもだいぶ年下の男の子だった。

私の年齢を知ったら驚くかなと思ったが年齢を告げても特別気にも止めていない様子だった。

空手も習っていた経験があるようで日本の文化にも少し興味を持っているようだった。

フランスでも日本のことを日いづる国と呼ぶのだと彼が教えてくれた。

人と話すことに対して疲れていたはずなのに、彼とのおしゃべりの時間はとても楽しかった。

好きな人と一緒にいるより1人で過ごす時間を選んだ私

「えー!それじゃあなた、あの日本人の女の子のこと可愛いって思ってるの!?」

共有スペースでパソコンとにらめっこしていた私の耳にそんな言葉が飛び込んできて思わず顔を上げた。

今この宿に宿泊している日本人(アジア人)は私くらいしかいない。

視線の先の少し離れた席ではクリモンやバレンティノがドイツ人の女性と会話をしていた。

「そうだよ。」

ドイツ人女性にそう問いかけられたクリモンは真剣な顔でそう答えていた。

てっきり「違うよ」と笑いながら答えるかと思っていたので驚いてしまった。

その直後、ドイツ人女性が私の方を振り向き声をかけてきた。

「ねぇ、Noriko。私たち今日映画を観に行くんだけどあなたも一緒に行かない?」

 

迷った挙句、私は結局その誘いを断った。

そもそもサンティアゴでは極力友達を作らずゆっくりと1人の時間を過ごしたかったのだ。

それに今後の準備や近日中に提出が必要な書類の作成をする必要もあった。

 

その日の夕食の時間も映画から帰ってきたクリモンは当たり前のように私の隣の席に座った。

私が映画の誘いを断ってしまったことに対してどう思っているんだろうと少し気になったが彼の態度は変わらず、私たちの会話は盛り上がった。

フランス人特有の性質かもしれないが彼は自分の意見をとてもハッキリと発言する。

それがおもしろかったし私も彼に変に気を遣わずに会話をすることができた。

別れは突然やってくる

その日も私は朝から共有スペースでパソコンとにらめっこしていた。

明日、私はこの宿をチェックアウトして再びペルーに向かう。

今日が彼と一緒に食べる最後の夕食になるであろうことをさみしく思った。

するとバックパックを背負ったクリモンが突然現れ私に声をかけてきた。

そんな格好でどこに行くの?と驚いてしまった。

「Noriko、今から宿をチェックアウトすることになったんだ。部屋の空きがなくなってしまったから別の宿で宿泊して来週には戻ってくる。でも僕が戻ってきた時、君はここにはいないだろ?だから、お別れを言いに来たんだよ。」

別れは突然やってきた。

彼は日本ではどうやって別れの挨拶をするのかと訊ねてきた。

私は別れの挨拶なんて特にないけど…『ありがとう』と握手を求めた。

そして一緒に写真を撮って欲しいと頼んだ。

うん!ぜひ一緒に撮ろう!と快く撮影に応じてくれた。

「ねぇ、NorikoはWhatsApp持ってる?連絡先を教えるからその写真を僕に送ってよ!」

と、連絡先を交換した。

それでも出会いは宝物

その日の夕食は有料ブッフェだったが、私は食欲がわかなくて何も食べなかった。

なぜ、私はあの日一緒に映画に行かなかったのだろう?とボーっとしながら考えていた。

もう少し、彼と一緒の時間を過ごしたかった。

今日も一緒に夕食を食べておしゃべりすることができると思っていたのに、彼はここにいなくて私は1人で居る。

1人で過ごす時間が欲しかったはずなのに、彼がいなくなったこの宿で私は孤独を感じていた。

この旅で、初めて1人でいることが寂しいと感じた瞬間かもしれない。

 

お互い旅人である以上、遅かれ早かれ必ず別れはやってくるのだ。

 

ある夕食の時間、彼は言っていた。

「もしフランスに来ることがあったら連絡してよ。両親が所有している家の1つが空家になっているからNorikoはそこに宿泊すればいいよ!」

と。

それはきっと彼の社交辞令であり、本当に押しかけたらきっと迷惑をかけてしまう。

フランスに行く予定はあるが彼が住んでいる街に行くとは限らないし、そもそも彼がフランスのどこに住んでいるのかも正確に知らなかった。

 

もう一生、2度と会うことはないのだろう。

ただ、それでも私は彼に出会えてよかったと思っていた。

毎日毎日色んな人と出会うこの旅の中で、広いこの地球上でこんなにも一緒に居て居心地がいい人が存在するんだと知ることができたから。

そして、そういう人というのは滅多に出会うこともないということも、この旅を通して知ったのだった。

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