今回はカラフルな家が建ち並ぶイスタンブールのバラト地区についてご紹介させていただきます。
歴史的な街並みが美しいイスタンブールですが、少し違う雰囲気を味わいたいという方はぜひ足を運んでみてください。

バラト地区とは
バラト地区(Balat)はイスタンブールの旧市街の金角湾沿いの地区を指します。
オスマン帝国時代には多くのユダヤ人がここで暮らしていました。
金融業や商業を得意とした彼らはイスタンブールの経済に貢献しながらこの地に住んでいましたが、時代の流れとともに新市街やアジア側の地区に移住。
バラト地区はその後、長い間荒廃したままの状態でした。
しかし、政府からの援助などもあり現在は活気を取り戻しつつあります。
この地区には現在、出稼ぎ労働者や比較的貧しい層の人たちが多く住んでいるといわれていますが、人通りも多くお洒落なカフェもあり治安面では心配はなさそうです。
ぜひ、散策を楽しんでみてください!
バラト地区の楽しみ方
- 人気の撮影スポット、レインボーステアーズ
- 壮麗な建築物、コンスタンティノープル世界総主教座
- バラト地区のシンボル、カラフルで可愛らしい街並み
- アーティスティックでお洒落なカフェ
バラト地区観光スポット
Rainbow Stairs(レインボーステアーズ)
カラフルなのは家屋だけではありません。
バラト地区にはレインボーステアーズという虹色の可愛らしい階段があります。
大人気の撮影スポットでもあるので時間帯によっては非常に混雑しています。
ここでは素敵な写真が撮れること間違いなしですね。
カフェもあるのでお茶などして、この可愛らしい空間に浸るのもよいかと思います。
階段を上がっていくとイスタンブールの街並みが見えて綺麗です。
アクセス
コンスタンティノープル世界総主教座
カラフルな階段を上るとたどり着くのがこちらのコンスタンティノープル世界総主教座です。
1453年にオスマン帝国がこの街を攻略してからギリシア正教会の総主教座はアヤソフィアに置かれていましたが、その後移転を繰り返し1601年以降この地に落ち着きました。
現在の総主教座は1941年に建てられた建物です。
内部へ入場することはできませんが、一見の価値ある美しい建築物です。
少し離れた場所から見上げてみるとその壮麗さがよくわかります。
アクセス
カラフルな家屋
インターネットでバラト地区を検索をすると必ず出てくるこの写真。
こちらの可愛らしいカラフルな家々はバラト地区のシンボルにもなっていますね。
場所はコンスタンティノープル世界総主教座からそんなに遠くありません。
こちらも人気の撮影スポットとなっており、数名の観光客が写真撮影を楽しんでいました。
地図を参考にぜひ訪問してみてください!
アクセス
もちろん、バラト地区のカラフルな家はこれだけではありません!
散策すればたくさんの可愛らしい家々に出会うことができます。
隣人同士で打ち合わせをして色を選んだかのように配色センスも抜群です。
こちらの家は色が塗られておらず木造建築ですね。
こうして見ると出窓があり、造りはオスマン帝国時代の伝統的な家屋です。
散策してお気に入りの家々を見つけるのもいいですね。
ただしあくまでも民家ですのでご迷惑をおかけすることのないようにマナーは守りたいなと思いました。
生活感がある風景もとても素敵です。
バラト地区のカフェ
また、バラト地区を散策しているとアーティスティックでお洒落なカフェをたくさん目にします。
多くの方がテラス席でコーヒーやケーキを楽しんでいるようです。
散策に疲れたらカフェに入って一息つくのもいいですね。
ショーウィンドウには美味しそうなスウィーツが並ぶ洗練されたカフェもあります。
海外のケーキは甘すぎる…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんとしたお店を選べば日本と同じようなクオリティの美味しいケーキを食べることができます。
ちなみに、私の心を射止めたのはこちらのカフェ。
見た瞬間、え?と思いました。
どこからどこまでが演出なのかわかりません。
しかし、何か惹かれるものがあります。
このアートは手が込んでいて不思議な世界観を演出しています。
ちょっと落ち着かない席かもしれませんが。
私はどのカフェに入ろうか迷い過ぎて結局入ることができませんでしたが、素敵なカフェを見つけたらぜひチャレンジしてみてください。
散策しているだけでも充分楽しめますが。
まとめ
いかがでしょうか。
イスタンブールに滞在中にお時間のある方、違う雰囲気を味わいたいと思われる方は足を運んでみるのもいいかと思います!
そこではまた違った、新しいイスタンブールの顔を見つけることができるかもしれません。
