トルコ

世界最大級の幻想的な廃村、カヤコイを散策!!

今回はフェティエから日帰りで行くことができる魅力的な観光スポット、カヤコイについてご紹介させていただきます。

 

Noriko
  約100年前のギリシャの村の姿がそのまま保存された、貴重な廃村です!

 

カヤコイとは

一言で表すと、世界最大規模の廃村です。

 

過去にあった大地震で建物は半倒壊しているものの、約100年前のギリシャの村の姿がそのまま保存されている貴重な場所です。

 

トルコなのになぜギリシャの村?と思われるかもしれません。

実はこのカヤコイ、かつて3000軒もの家が建ち並ぶギリシャ人たちが住む村でした。

 

しかし、1919年~1922年に勃発したギリシャ・トルコ戦争後、ローザンヌ条約で民族交換条件が成立するとそこに住んでいたギリシャ人たちは全てギリシャへと移住することになりました。

さらに、代わりにやってきたトルコ人たちはこの土地での生活に馴染めずに去ってしまいます。

 

こうして、カヤコイは政治的な理由で廃村となり今は観光地として一般公開されています。

フェティエからカヤコイへ移動

フェティエの街からカヤコイへは歩いて2時間ほどで行くことができます。

2時間歩くのは大変だなと思われる方は旧市街の Dolmus というバスストップからミニバスに乗って行くことができるので利用しましょう。

ミニバスに乗車する方は必ずチャージ式のカードが必要になりますので、こちらの自販機で購入しておきましょう。

カード代は7.5リラ(約98円)

投入した金額から7.5リラを引いた分の金額がチャージされ、利用できます。

おつりは出てこないようなのであまり大きなお札を入れないように注意しましょう。

 

また、カードを購入した後はウェブサイトを利用してHESコードを登録しないと使用することができません。

 

Dolmus のバス停付近にはカフェやレストランがあり、そこの従業員の方に登録の仕方をたずねたところ手際よく登録してくれました。

周りにいるトルコ人の方に聞いてみると高確率で助けてくれます。

 

12:09にミニバスがやってきたので乗り込みます。

料金は片道7.75リラ(約102円)です。

ちなみに私はチャージしてあった料金が足りず、ドライバーさんが自販機前でミニバスを一旦止めてくれたのでそこでチャージして再度乗り込みました。

 

キオスクなどでもチャージできるのでしっかりとチャージして、料金不足には注意しましょう。

カヤコイ観光

カヤコイの街

ミニバスに乗り、35分ほどでカヤコイに到着です。

カヤコイはとても静かで小さな街です。

ミニバスを降りた道沿いにはホテルやレストラン、カフェなどが少し並んでいましたが営業しているのかは謎でした。

西に向かって歩くとすぐに左手に廃村が見えます。

チケット売り場

廃村の入場料は10リラ(約131円)です。

実はチケット売り場を通らずに無料で侵入できるルートもあります。

私は最初チケット売り場がわからずに無料のルートから侵入していました。

 

maps.meの地図でチケット売り場を確認して、やっとたどり着けました。

何も考えず直感で歩いているとおそらく無料のルートから侵入していると思います。

入場料を支払い、さっそく散策です。

ちなみ私はかつて廃墟の写真集をいくつか所持していたくらい廃墟が大好きなので、とてもワクワクしていました。

こんなにもテンションが上がる観光地はひさしぶりです。

廃村から見た街の景色。

石でできた階段を上っていきます。

日本ではあまり見かけることのないスカラベを見つけました。

スカラベは幸運の象徴。

仕事運がアップしそうですね!

この景色、圧巻です。

感動で胸がいっぱいになりました。

カヤコイ旧教会

この廃村の中で特にお勧めの場所がこちらのカヤコイ旧教会

小高い丘になっていて廃村を一望することができます。

絶景を観ることができる場所なんです。

かつてここはどんな村だったのでしょうか。

晴れた日にこうして眺めていると哀愁は感じられません。

ちなみに教会の中は空っぽの状態でした。

別の方向へ視線を向けると美しい海と山が見えます。

しばらく景色を堪能した後、散策を再開しました。

花が咲き乱れ、ミツバチたちが飛んでとてものどかな雰囲気です。

観光客の姿もまばらであまり見かけませんでした。

純粋に美しいなと思います。

かつて、多くの人々がここで生活していたのでしょう。

アッパーチャーチ

こちらはアッパーチャーチという中世に建設されたギリシャ正教の教会です。

残念ながら柵で囲まれており近づくことはできませんでしたが、この廃村の中でも大きな建築物です。

ところどころタイルが剥がれているものの、他の家々と比べると保存状態もよいですね。

城塞

アッパーチャーチの近くには城塞もあります。

上るのが少し大変でしたが上ってみました。

かつての姿は失われ、ぽっかりと空いた空間がそこにはありました。

しかし、この場所から眺める景色もとても美しかったです。

近くに小さくて可愛らしい建物がありました。

十字架のマークが壁にありますが、こちらもかつて教会か何かだったのかもしれません。

約2時間ほど散策し、出口へ向かいました。

出口付近にある建物は人が住んでいるようでした。

内装がどうなっているのか気になりましたが、ちょっと家の中を見せてくださいと言う勇気は私にはありませんでした。

それにしても石でできた家々は趣があって美しいですね。

廃墟ファンにはたまらない、大満足の観光でした。

フレンドリーなダチョウ園

また、カヤコイにはフレンドリーなダチョウに会える謎のダチョウ園が存在します。

別の日に、ゲストハウスで仲良くなった方々とカヤコイを訪れたときに発見しました。

ダチョウたちは人間を怖がる様子もなく近づいてきます。

何羽いるのかは謎ですが、近くでダチョウを見ることができますし可愛らしいので興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

アクセス

地図の Kaya Park Restoran というレストラン付近にあります。

カヤコイからフェティエへ移動

カヤコイからフェティエへ帰るときは、カヤコイに来たときに降車したバスストップでミニバスを待てば大丈夫です。

時刻表も貼られています。

 

注意しないといけないのは、ミニバスは30分~1時間に一本しかありません。

私が訪問したときは1時間に一本のみでした。

 

さらにベンチに座って待っていたらミニバスのドライバーが私の存在に気づかずに停車することなく通り過ぎていってしまいました。

近くのカフェにいた人たちに「あと1時間待たないとミニバスは来ない。タクシーを呼ぶか?」と言われました。

タクシーの料金もわからないのでどうしようかとしばらく待っていたら、なんとミニバスが引き返してきて奇跡的に乗車することができました。

 

ちなみに後日判明しましたが、フェティエ-カヤコイ間はタクシーを利用しても45リラ(約593円)ほどなので待ち時間が長い場合はタクシーを利用してもいいかもしれません。

 

Noriko
気軽に日帰りで行くことができる、世界でも珍しいタイプの廃村なのでフェティエに滞在される方はぜひ足を運んでみてくださいね!

 

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行き方・料金

フェティエからカヤコイへ

ミニバス
所要時間:片道約35分~
料金:7.75TRY~(約102円)
※チャージ式のカードを購入し、HESコードを登録する必要があります。
タクシー
所要時間:片道約35分~
料金:45TRY~(約593円)

【乗車場所】Dolmus バスストップ

【降車場所】カヤコイ バスストップ

※地図上の KAYA GARDEN 付近にバスストップがあります。

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Noriko Sumiya

約2年間の世界ひとり旅を経験。通算80カ国+未承認国家を訪問。 2020年3月に新型コロナウイルスの影響で帰国した後は『心の声に従い、自分らしく生きる』というテーマに焦点を当て、世界中どこでもパソコン1台で収入を得られる自由な旅人に転身。同じ夢を持つ方たちを応援したいと思い情報発信をしています。ビジネスブログも書いていますのでよろしければご覧ください!

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