一週間滞在したブエノス・アイレスを旅立つ日がやってきました。
次に向かうのは世界最南端の街と言われるウシュアイアです。

しかし、この街へ向かう途中私は大きな失敗をしてしまいます。
飛行機に乗り遅れるという前代未聞の最悪の失敗を───────。
私が飛行機に乗り遅れるまでの流れ
ジェラートのことで頭がいっぱいだった
宿をチェックアウトした後、搭乗便の時間までかなりの余裕がありました。
搭乗便の出発時刻は15時です。
国内線なので13時頃に空港に到着すれば充分間に合うだろうと考えていました。
私は無性にジェラートが食べたくなり、宿から1番近いお気に入りのジェラート屋であるFreddoへと向かいました。
Freddoについての紹介記事はこちらから。
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しかし、残念ながら私が訪問したFreddoは13時からの開店となっており店は閉まっていたのです。
諦めきれなかった私は他のジェラート屋を回ってみました。
どうしてもジェラートが食べたい。その一心でした。
ジェラート屋は開店時間が遅いらしいです。
それともこの日は何かの祝日で開店時間が遅れていたのでしょうか?
諦めて空港へ
いくつかのジェラート屋を回ってはみたものの、ついに開店しているジェラート屋を見つけることはできませんでした。
搭乗便の出発時刻が近づいていることから私は諦めて空港へ向かうことにします。
ブエノス・アイレスには2つの空港が存在します。
主に国際線が発着しているミニストロ・ピスタリーニ国際空港、通称エセイサ国際空港と、
国内線や短距離国際線が発着しているホルヘ・ニューベリー空港、通称アエロパルケ空港です。
私の搭乗予定のウシュアイア行きの便はアエロパルケ空港から出発します。
注意ポイント ブエノス・アイレスの空港を利用する際はどちらの空港から搭乗便が出発するのかしっかり確認しておきましょう。 間違えたら大変なことになってしまいます。
私はバスに乗車し、空港へ向かいました。
市内から33番/45番のバスに乗車すれば空港へ行くことができます。
搭乗便の出発時刻が変更されていた
空港に到着し、電光掲示板を見た私は驚きました。
15時出発の私の搭乗便の情報が見当たらないのです。
どういうことだろう?と疑問に思いながらも電光掲示板の情報に目を通します。
そして、やっと見つけた私の搭乗予定の便の出発時刻は13:45と記されていました。
時計を見ると時刻は13:05です。
これはどういうことなのだろう。ちょっと意味がわからない。
混乱しながらもチェックインカウンターへ到着すると、そこにはもはや列を作って並んでいる人達の姿はありません。
そして、チェックインカウンターのグランドスタッフは私に対してこう言いました。
『遅すぎます。もう、ゲートは閉まってしまいました。』
と。
そこで私はやっと思い出したのです。
数週間前に、チケットを手配した会社から出発時刻変更のメールが来ていたことを…。
飛行機に乗り遅れた後に私がとった行動
ウシュアイアに行くか、止めるか?
私は「飛行機の出発時刻を遅らせてくれ」だとか「もう一度ゲートを開けてくれ」だとか、ありとあらゆる無茶苦茶な要求をグランドスタッフに突きつけました。
彼らは内線電話でどこかに電話したり最善を尽くしてくれたようですが、やはり私が搭乗することは難しいとの回答でした。
こうして私は飛行機に乗り遅れました。
飛行機に乗り遅れる人って本当にいるんだなぁというのが私の第一の感想でした。
今回、私が航空券手配に利用した会社は出発時刻変更のメールを数週間前に私に送ってくれていました。
つまり、100%落ち度は私側にあり一切の補償は期待できません。
急いでスカイスキャナーで代替えの航空券を検索してみましたが、最安値の航空券は軽く7万円を超えています。
いくら何でも高すぎます。
そのうえ乗継ぎが必要な便のため到着は明日になってしまうようです。
バスでの移動も検討し、調べてみましたが移動時間は最短でも48時間で今後のスケジュールに響いてしまいます。
どうしようかと考えているうちに考えるのすらも面倒くさくなり、もう行くのを止めてしまおうかとすら思いました。
“そもそも私は本当にウシュアイアに行きたいのか?”
自問自答します。
その結果、たどり着いた答えは“Yes”でした。
私はウシュアイアに行きたい。今行かなければ一生行かないことになるかもしれません。
なんせ、私は軽い最端の地マニアでした。
要するに隅っこが好きなのです。
世界最北端のマクドナルドだとかユーラシア大陸最西端のロカ岬へ訪問した経験もあります。
世界最南端の街に行かないわけにはいきません。
航空券の購入
ダメ元で今日出発の航空券を購入することはできないかと、空港の航空会社のカウンターを訪ねてみました。
すると、エセイサ国際空港から出発の便であれば空席があるとの回答をいただきました。
本来アエロパルケ空港から出発の便もあったようですが、今日に限ってキャンセルになってしまったとのことです。
価格は9,364.93ペソ(約49,634円)でした。
痛い出費ですが迷っている暇はありません。
私はその場でクレジットカードを使い航空券を購入しました。
アエロパルケ空港からエセイサ国際空港へ
インフォメーションセンターでエセイサ国際空港への行き方を訊ねると、無料のシャトルバスを利用することができるとのことでチケットを発券してくれました。
もしかして航空券を所有している人はこのように無料のシャトルバスを利用する権利があるのかもしれません。
ブエノス・アイレス空港間の乗継移動がある方はぜひ一度インフォメーションセンターに足を運んでみるのもよいと思います。
バスは15:00にアエロパルケ空港を出発しました。
そして、16:15にエセイサ国際空港に到着しました。
こうして私は新しく手配したウシュアイア行きの直行便18:00発に無事(?)搭乗することができたのです。
反省会
機内では私の1人反省会が行なわれました。
私は猛省しました。
そして、会議で出た結論はこうです。
時間に余裕を持って空港へ向かう。
こちらの記事にもあるように、実際に事前にフライト情報を確認したためにトラブルを避けられたという事例もあります。
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旅に慣れ始めて気が緩んでいた部分もあると思います。
そして、ジェラートに気を取られすぎたとも思います。

行き方・料金
ブエノス・アイレス市内からアエロパルケ空港(ホルヘ・ニューベリー空港)へ
コレクティーボ(市内バス33番/45番など)
所要時間:約40分~1時間半(乗車場所によります)
アエロパルケ空港(ホルヘ・ニューベリー空港)からエセイサ国際空港(ミニストロ・ピスタリーニ国際空港)へ
専用シャトルバス
所要時間:約1時間~1時間半
※インフォメーションカウンターで聞いたところ、航空券所持者は無料のシャトルバスを利用できました。