今回は、時が止まった都市とも呼ばれるキューバの首都についてご紹介させていただきます。

目次
首都ハバナ
トリニダードからハバナへ移動
トリニダードからハバナへはバスかコレクティーボタクシーで移動することができます。
バスの所要時間が6時間~に対し、コレクティーボタクシーは4時間半ほどで移動することができます。
バスの予約はトリニダードのバスステーションで、コレクティーボタクシーの予約もバスステーション付近で声をかけてくるドライバーと交渉して予約することが可能です。
私はコレクティーボタクシーで移動をしました。
途中で寄ったサービスエリアです。発展していました。
約4時間半でハバナに到着です。
首都ハバナ観光
キューバの首都、ハバナ。
中でもオールド・ハバナと言われる旧市街はバロック建築と新古典主義建築によって構成され、その大半は20世紀後半に廃墟と化したそうですが今ではいくらかの建物が再建されたそうです。
街中には50年以上前に持ち込まれたアメリカのクラッシクカーが走り回っていました。
特別、車好きというわけではない私ですらクラッシクカーを見ているのは楽しいです。
高級ホテルの前には色とりどりのクラッシクカータクシーがずらりと並んでおり、それに乗って海沿いをドライブすることもできるようです。
路地を歩いていると、まるで映画の中の世界に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥ります。目的もなく探検をしました。
中米=キューバ=危険というイメージがありましたが、特別危険を感じるようなことはありませんでした。
もちろん遅い時間帯の外出は控えていましたが。
キューバの人々はとてもフレンドリーで街を歩いているとたくさんの方が声をかけてくれます。
店の前を通りかかったら、接客中なのにわざわざ手を止めて「どこから来たの?」と話しかけに来てくれた床屋のおじさん。
キューバには観光客を含め、色々な人種が集まっているように感じました。
教会で祈りを捧げる人々。
街を歩いていたら声をかけられ、一緒におしゃべりした少年たち。2人ともキューバ人です。
ハバナにも野菜市場がありました。
活気のある市場を見ると元気をもらえます。
それでもやはりキューバの市場は他国の市場と比べると規模が小さいように感じられました。
野菜や肉を購入する現地の人たち。
ブッフェレストラン
この日は移動のため朝からまともな食事をとっておらず、空腹に耐えかねた私はブッフェレストランに駆け込みました。
旅中は野菜不足に陥りがちなのでたくさん野菜を摂取することができるブッフェはありがたいです。
私は飢えていました。
そして、食べまくりました。
もちろんデザートも忘れてはいけません。
雰囲気も良く、美味しいブッフェでした!
日本にいた頃は、ほとんど好きなものを好きなタイミングで食べることができていたような気がします。
しかし、コンビニエンスストアなども存在しないキューバではいつでも簡単に食べ物が手に入るという感覚ではありません。
一時期ブレサリアンに憧れていた時期もありますが、食事は私にとって旅の、人生の、楽しみの1つです。
そして、たくさんの食べ物に溢れる日本にいたときよりも食に対して貪欲になっている自分に気がつきました。
悲しいことに、日本は…食料廃棄率トップクラスの国です。
貧困で食料が手に入らなかったり、充分な食料がお店で販売されていない…というような事態を私は人生の中で一度も経験したことがありませんでした。
キューバでは3件のカサで朝食をいただきましたが、どこのカサもパン・チーズ・ハム・卵料理・フルーツなどのメニューで構成されていて美味しかったです。
革命広場
翌日も朝食の後に街の散策に繰り出しました。
国務省の壁に描かれたチェ・ゲバラ。人気の写真撮影スポットとなっており、たくさんの観光客で賑わっています。
ここで、自転車でキューバを旅されている日本人の方に出会い、私もチェ・ゲバラと一緒に写真を撮っていただきました。
キューバではアジア系の方を見かけることがほとんどなかったのですが、数名の日本人旅行者の方々との出会いもありました。
旅行先にキューバを選択する日本人の方はまだまだ少ないのかもしれません。
アカッシュとの再会
海辺をフラッと散歩していたとき、トリニダードからハバナまでコレクティーボタクシーで一緒に移動したイギリス人のアカッシュに声をかけられました。
アカッシュはロンドンで医者をしていてバケーションでキューバに来たとのことです。
一緒に街を観光しようということになりました。
カラフルで美しい建築物たち。
まるでヨーロッパのような街並みです。
イギリスのことや日本のこと、おしゃべりをしながら一緒に街の散策をしました。
アカッシュも旅行が大好きで色々な国を旅しており、情報交換などして旅の話で盛り上がりました。
アカッシュが友人と連絡を取りたいということで、Wi-Fiスポットを回りましたがどこのスポットも混んでいるのか全く繋がりませんでした。
キューバに到着したての頃はWi-Fiがなかなか繋がらないことに驚きやイライラを感じていましたが、最後の方は‶繋がらないのが当たり前”と考え諦めるようになっていました。
‶あるのが当たり前”という考えを持たなければ大概のことは許せるのかもしれません。
Wi-Fiを求めて高級ホテルに潜入します。
アカッシュは無事、友人たちと連絡が取れたようです。
夕方、アカッシュの旅仲間であるロンドン在住のポーランド人、マルティーナとカロリーナと合流をしました。
一緒にロブスターを食べに行こうという話になりました。キューバはロブスターが有名です。
ロブスターが美味しいと有名なお店に行ってみましたがあいにく満席で入店することはできませんでした。
人気のお店は予約が必須のようです。
私とアカッシュは昼食をとっていなかったため、空腹に耐えられず近くにあったテラス席のレストランで軽く食事をとることになりました。
キューバ風のチキンライス。
チキンが柔らかくて日本人の舌に合う味付けで美味しかったです。
キューバはカクテルがとても美味しいそうです。
皆んな美味しそうにハバナ発祥のモヒートを楽しんでおり、体質的にお酒を飲むことができない私は羨ましい限りでした。
お互いの国のことを話したり、日本の電化製品はすごいだとか日本食はロンドンやポーランドでも人気があるのだとか…日本人として嬉しい話もたくさん聞くことができました。
キューバで過ごした最後の日は3人のおかげで本当に楽しくて、あっという間に時間は過ぎてしまいました。
Wi-Fiはなかなか繋がらないし、観光客用の通貨を使えば物価は高いし、コンビニエンスストアなどの便利なお店は存在しません。
決して便利で快適とは言えませんが、それでもキューバにはたくさんの人を引き付ける魅力があるように感じました。
一体いつまでキューバは今の姿を保っていられるのか。
いつか、街からあのクラッシクカーが消えてしまう日は来るのでしょうか。
行き方・料金
トリニダードからハバナへ
【乗り場】トリニダードViazul社バスステーション
Ana's(ブッフェレストラン)
【アクセス】