今回はプエルト・ナタレスで超絶景を観ることができる場所、パイネ国立公園についてご紹介させていただきます。
1日ツアーに参加し、広い園内をしっかりと堪能してきました!

パイネ国立公園とは
正式名称をトーレス・デル・パイネ国立公園といいます。
面積は約2,400平方kmにも及び園内には美しい山はもちろん森林、湖、氷河などもある自然豊な公園です。
園内にある最高峰は標高3,050mのパイネ・グランデです。
プエルト・ナタレス市内からパイネ国立公園へ
朝8:00頃、宿までピックアップに来てくれたツアーのシャトルバスに乗り込みました。
今日はほとんど丸一日を利用してパイネ国立公園を観光です。
街を抜け、道路と荒野と山しか見えない道を走ります。
トイレ休憩
9:00、トイレ休憩のためにお土産屋さんのようなお店に立ち寄りました。
お土産屋がたくさん販売されています。
ここでは軽食も購入することができます。
寒かったのでホットココアを買って身体を温めました。
いきなりトイレ休憩?と思いましたが、これで万全の態勢でパイネ国立公園に臨むことができます。
ちなみにここで私に新しい家族(仮)ができました。
彼らはコロンビアからやってきた家族らしいです。
写真の向かって右から2番目に写っている女の子のアレハンドラはアニメの影響か日本が大好きらしく、私が日本人だということを知ってとても喜んでいました。

休憩所の外には先住民の像がありました。
パタゴニアには色々なタイプの先住民族が住んでいたのですね。
パイネ国立公園を遠くから眺める
9:20、再びシャトルバスは走り出しました。
そして10:00頃、シャトルバスを停め、遠くからパイネ国立公園の山を眺めました。
薄ら青色に光る美しい山が見えます。
辺りを少し散策します。
こちらはアマルガ湖という塩湖のようです。
もっと天気がよければ湖に山が映し出され、鏡張りの景色を見ることができたのだとか。
写真撮影などをしてしばらく景色を楽しんだ後、パイネ国立公園に向けてシャトルバスは再び走り出しました。
パイネ国立公園
最高に美しい山々
11:00頃、やっとパイネ国立公園に到着しました。
さっそく入園します。
入園してすぐ、目の前に広がるのは美しい山々です。
あまりにも美しい大自然に思わず深呼吸してしまいます。
このツアーは基本的に園内はシャトルバスで回り、絶景ポイントで車を降りて楽しむというスタイルです。
ガイドさんが綺麗な景色が見える場所を案内してくれます。
最高に美しいです。
心なしか、空気も美味しく感じます。
美しい滝に心奪われる
再びシャトルバスで移動し、これから美しい景色を観るために少し歩くというようなことを言われました。
湖です。
ガイドさんが言う美しい景色とはどんな景色なのでしょう。
園内はどこもかしこも充分美しいような気もしますが…。
しばらく歩くと滝らしきものが見えてきました。
なるほど…!美しい景色とはこの景色のことだったのですね!
虹がかかっていてめちゃくちゃ綺麗です!
これには感動してしまいました。
アルゼンチンで観たイグアスの滝も美しかったですがこちらも壮大で美しい!
そこから見える山も美しいというよりもはや神々しい。
私はこんなにも美しい世界に生まれて、生きているのだと感動で胸がいっぱいでした。
別の角度から見た滝も最高に迫力があって美しかったです!
美しい景色に囲まれてランチ
滝を堪能した後は、再びシャトルバスで園内を移動しました。
13:00頃、到着したキャンプ場でランチです。
辺りを少し散策してみましたが、山と湖が見えてとても美しい場所でした。
園内には軽食を購入できる売店もありましたが、とても割高な感じでした。
パタゴニアの観光施設はとても物価が高いですね。
持参したお弁当を食べます。
コロンビアご家族が私にもご飯を分けてくれました。
本当に優しくて温かいご家族です。
見たことない、珍しい大きな鳥が歩いています。
なんだか強そうですね。
しかし、1番驚いたのは野生のアルマジロの出現でした。
アルマジロが出現して辺りは騒然となりました。
あっという間に人だかりができます。
みんな口々に『可愛い~!』と言っていました。
私も野生のアルマジロをこんなに近くで見たのは初めてですし、確かに動きとかとても可愛かったです。
ちなみにその後アルマジロはこちらの強そうな鳥と喧嘩をし、追いかけられていました。
みんな少し2匹のことを心配していましたが、よそ者である人間がパイネ会の動物関係に口を出すのもな~と言った感じで見守るに留まりました。
吊り橋
14:00にランチタイムを終え、再び移動です。
14:20、トイレ休憩をしました。
そして、ここからまた軽いピクニックが始まるとのこと。
吊り橋を渡ります。
看板には、1度に最大6名までしか乗ってはいけないというような旨が記載されていました。
次々と人が渡っていきます。
幸運にもギリギリ6名で橋の上でコロンビアご家族と一緒に写真を撮影することができました。
氷河が見える海岸
橋を渡り、しばらく歩くと強風が吹く海岸に出ました。
めちゃくちゃ寒いです。
そんな寒さに負けることもなく、コロンビアご家族たちはハイテンションで写真を撮りまくっています。
さすがラテン系です。
どんな環境でも陽気ですね!
そして、ここで驚くべきものを発見しました。
氷河です。
小さいけれど陽の光に照らされて、青く輝くその姿はとても美しかったです。
どこから流れてきたのでしょうか。
しばらく氷河を堪能し、16:15にこの海岸を出発しました。
そして休憩所に戻ってきました。
各々おやつを買って空腹を満たします。
寒いとエネルギーを使うせいかとてもお腹がすきます。
こうしていよいよパイネ国立公園の美しい景色ともお別れです。
ポイント
パイネ国立公園は4日~7日ほどかけてキャンプをしながらトレッキングをするという楽しみ方もあるようです。
私が宿泊した宿にもキャンプ道具をたくさん持った方たちがいらっしゃいました。
ミロドンの洞窟
天然記念物に指定された洞窟
18:00、パイネ国立公園を後にし宿に帰るのかと思いきや、次に私たちが到着した場所はミロドンの洞窟でした。
入場料5,000ペソ(約800円)を支払って入場します。
私はここに到着してから、この洞窟観光がツアーの内容に含まれていることを知りました。
このプレートに描かれている動物が、1万年前に絶滅したと言われているミロドンという動物のようです。
ちょっと可愛いですね。
しばらく歩くと大きな洞窟の入口が見えました。
なるほど、なかなか面白い景色です。
かつてここにミロドンや原始パタゴニア人が居住していたらしいです。
かなり規模の大きな洞窟だと思います。
外から差し込む光が美しい。
ミロドンのレプリカもありました。
馬のように見えますが、ナマケモノの一種だったとか。
めちゃくちゃ強そうに見えるなと思うのは私だけでしょうか。
ツアー終了
洞窟には1時間ほど滞在し、19:00に宿に向かって出発しました。
そして20:00には宿に到着です。
美しい絶景や大自然を堪能することができて大満足のツアーでした。
そして、私にまるで本当の家族かのように接してくれたコロンビア人のご家族にはとても感謝しています。
今日一日楽しく過ごすことができたのも、彼らのおかげだと思います。
私のスペイン語能力が低すぎるがために、彼らは常に頑張って英語でコミュニケーションを取ってくれました。
『いつかコロンビアに来ることがあったら教えてね。うちに泊まればいいから!』 という温かいお言葉までいただきました。
本当に、いつか彼らと再会できたら素晴らしいなと思います。
ツアー概要
CARFRAN PATAGONIA
所要時間:8:00~20:00(約12時間~)
料金:
- ツアー代 33,000CLP(約5,280円)
- パイネ入域料 21,000CLP(約3,360円)
- ミロドンの洞窟 5,000CLP(約800円)
※ランチは自分で用意する必要があります
ツアー内容:
- パイネ国立公園を外から眺める
- パイネ国立公園をシャトルバスで回り絶景ポイントで軽いトレッキング、写真撮影などできる
- ミロドンの洞窟
※ミロドンの洞窟は行きたくない人はシャトルバスか外で待機できます