アルゼンチン

観光の拠点となる街、サルタを歩いて出会ったものたち!!

2018-10-25

今回はアルゼンチンの北西部に位置するサルタという街についてご紹介させていただきます!

 

Noriko
サルタの街自体はこれといって観光する場所はありませんが、世界遺産のウマワカ渓谷への観光拠点などになる街でもあります。

 

サルタとは

アルゼンチンの北西部、標高約1200mに位置する街です。

1582年にスペイン人によって建築され、家畜の取引市場として栄えました。

現在でもコロニアル調の建築物が多く残されています。

 

サルタ観光

サルタの街に到着して感じたことは『なんだか日本の夏に雰囲気が似ているなぁ。』ということでした。

ボリビアやアタカマと違いこの街には暑さに加え‶湿気”があったのです。

日本が少し恋しくなってしまいました。

私が宿泊している宿は街の中心部まで少し離れていたが、景色を楽しみながら歩いてみることにしました。

サルタ市街

街の中心部まで歩いて行くと、そこにはコロニアル調の洗練された街並みがありました。

このような風景を見るのは一体いつぶりになるのでしょうか。

私のお気に入りはこちらのピンク色の建物です。

とても可愛らしい。

先進国にやってきたんだなという安心感が私を襲います。

こうして、街の中心部に繰り出した私はいくつかの旅行会社を訪問し、雲の列車ツアーの申込みを試みました。

雲の列車とはサルタからサン・アントニオ・デ・ロス・コブレスまでのアンデス山脈を走る列車のことです。

最高、標高4000mを超える場所も走ることからこのように呼ばれているのだとか。

列車から見える景色は絶景!!…とのことですが、値段が高くあまり行きたいという気持ちになれなかったので少し迷ってから止めることにしました。

無理をして観光するより自分の気持ちに素直に従って行動することが大切だと思ったからです。

 

ジェラート屋

街をフラフラと散歩していた私は、大好きな例の物を発見してしまいました。

ジェラートです。

 

アルゼンチンの人々は一年を通してたくさんのジェラートを消費するそうです。

イタリア系移民も多く、移住してきた彼らがジェラート屋を始めたのだとかいう話も聞きました。

要するに、アルゼンチンには美味しいジェラート屋がたくさん存在するということです。

さっそく注文して食べてみましたが、まさに絶品!

コーンにチョコレートが塗ってあるという点も、部類のチョコレート好きの私にはポイントが高かったです。

こちらはサンドイッチ屋。サンドイッチ屋も至るところで見かけました。

しかし、こんな風に保管・販売されているのは初めて見ました。

 

市場

翌朝、私は大好きなメルカド(市場)に向かいました。

通りはたくさんの人たちで賑わい活気に満ちています。

さあ、メルカドに潜入です。

まず私の目に飛び込んできたのは、たくさんの美味しそうな食べ物たちでした。

アツアツのとろけるチーズたっぷりのピザ。

あのトロトロ具合を見ていると、気が狂いそうなくらい食べたくなってくるから不思議です。

なんと、ボリビアで毎日のように食べていた私が大好きなエンパナーダがここにも!!

2階へ上がると、そこにはいくつかの食堂があり食事がとれるようになっていました。

美味しそうなエンパナーダを見つけた私はさっそく注文しました。

1つ10ペソ(約53円)で中の具はチキンとビーフがありました。

着席して待っていると店員さんが温めたエンパナーダを席に運んできました。

エンパナーダとの再会に感動します。

また、あの美味しい食べ物を食べることができる。

期待に胸をふくらませ一口頬張ってみました。

 

ん?

…あれ??

正直、あまり美味しくない…!!

 

正直、そのまずさに驚きました。選んだお店がいけなかったのか?好みの問題か?それとも…!?

完全に私の独断と偏見による判断ですが、

“エンパナーダはアルゼンチンよりボリビアの方が美味しい”

私はそう結論づけました。

エンパナーダの最高峰といえば、私の中ではボリビアと決まりました。

実際にこの後もボリビアのエンパナーダに勝るエンパナーダはアルゼンチンでは出会うことはありませんでした。

メルカドには欠かすことができない野菜や果物屋たち。

そして、アルゼンチンと言えば肉です。

たくさんの肉がここでも販売されていました。

やはり市民の生活を感じることができるメルカド散策は面白いです。

 

アルゼンチンは親日国?

アルゼンチンと言えば日本から遠く遠く離れた国。

私は今までの生活の中でアルゼンチン人という人たちのことを特別に意識したことはありませんでした。

 

その日、私はスーパーマーケットのレジの列に並んでいました。

すると私の前に並んでいた中年の男性が『どこから来たのか?』と、私に声をかけてきました。

「日本から来ました。」

そう答えます。

 

すると彼はスーパーマーケット内に居たらしい彼の娘さんを呼び出し、私に紹介し出したのです。

そしてレジの順番を譲ってくれ、さらに私の会計時に会員カードのようなものを提示して私の買い物が10%割引になるようにしてくれ、こう言いました。

 

『日本は世界一素晴らしい国だよ!日本人はとても頭がよくて、日本は最新の技術を持った国だ。我々アルゼンチン人はみんな日本のファンだよ!』

 

そんな言葉をくれたのです。

実は私は、“アルゼンチンの人々はアジア人に対して冷たい”という噂を他の旅人から聞いたことがありました。

ですので、このような彼の対応に私は少し驚きました。

もちろん、アルゼンチン人といっても考え方や振舞い方は結局人それぞれだとは思いますが。

しかし、日本のことをそんな風に褒めてもらえて私は素直に嬉しかったです。

 

ちなみに、アルゼンチンではスーパーマーケットのレジに並んでいる時、前に並んでいる方が男性だと高確率で順番を譲ってくれたのでレディーファーストの文化もあるのかもしれません。

私がサルタで出会ったアルゼンチンの方々はとても優しい方が多かったです。

 

アクセス

Glup's Helados(ジェラート屋)

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Noriko Sumiya

約2年間の世界ひとり旅を経験。通算80カ国+未承認国家を訪問。 2020年3月に新型コロナウイルスの影響で帰国した後は『心の声に従い、自分らしく生きる』というテーマに焦点を当て、世界中どこでもパソコン1台で収入を得られる自由な旅人に転身。同じ夢を持つ方たちを応援したいと思い情報発信をしています。ビジネスブログも書いていますのでよろしければご覧ください!

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