今回は世界一周に出発するにあたって、今まで紹介したこと以外に私がこなした手続き・準備などを簡単に紹介させていただこうと思います。

市役所での手続き
長期(約1年以上)海外へ行く予定があるということで、下記3点の手続きを市役所にて行いました。
転出届(海外)の提出
約1年以上、海外に滞在する予定がある方は出発の2週間程前から市役所にて海外転出届を提出することができます。
必要なものは、市役所にて入手可能な転出届、パスポート・運転免許証などの身分証明書、印鑑などです。
市区町村によって必要なものが違うかと思うので事前にホームページ等で確認してから手続きに行かれることをお勧めします。
また、税務課にて再度確認をしましたが、1月1日に日本に住民票が置かれていない人はその年の住民税は免除されるとのことです。
年末と年始。1日出発が違うだけで支払う税金の額もかなり変わるのではないのでしょうか。
国民健康保険の脱退
海外転出届を提出すると自動的に国民健康保険も脱退することになります。
そして、保険料の納付義務は消失します。
国民健康保険は海外に出発する日までは有効であり、保険証は出発する日までに市役所に返送するということになりました。
また、海外滞在中はちゃんと海外旅行保険に加入し多額の医療費がかからないようにしたいですね。
国民年金の脱退
海外転出届を提出すると、国民年金は脱退することも可能ですが任意で継続しておくことも可能です。
脱退期間があると将来受取れる基礎年金が減額されてしまうとのことですが、
後でさかのぼって支払うこともできるとのことなので私は脱退をしました。
パスポート増補

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
たくさんの国を訪問したらパスポートの査証欄がスタンプで埋まり、ページ数が足りなくなってしまうのではないか?
旅人であれば誰もがそんな疑問を持つと思います。
私も疑問でした。
しかしその問題に関して言えば、各都道府県のパスポート申請窓口で申請をすることによって40ページの増補が可能です。
設置されている申請用紙に必要事項を記入し、手数料2,500円を支払い簡単に手続きをすることができます。
その場ですぐ増補してもらえるとの情報もありましたが、私は申請から受取りまで数日必要でした。
ビザ等の申請
訪問予定国のビザの必要有無についても事前に確認をしました。
滞在期間にもよりますが、日本のパスポートを所持している方は多くの国でビザは現地で取得可能かもしくは免除されています。
現地での取得が難しかったり、あらかじめ日本で簡単に申請できるビザ等は取得しておいたのでご紹介させていただきます。
私が事前に申請したのは下記4点です。
カナダeTA
カナダeTAの申請ページから手続きをしました。
費用:C$7(633円)
アメリカESTA
ESTA申請公式サイトから手続きをしました。
費用:$14(1,606円)
ロシアビザ
ロシアビザセンターという代行業者を利用し、とても簡単に取得できました。
費用:7,860円
キューバツーリストカード
在キューバ日本国大使館領事部にて取得が可能です。
領事部のホームページが閲覧不可になっていたがそのうち復活するのでしょうか…。
他の方々のブログを参考にしたり、また領事部に直接電話で確認をして郵送で申請を行いました。
在キューバ日本国大使館領事部 TEL: 03-5570-4481
必要書類
- 申請書(領事部ホームページからダウンロードする)※こちらからダウンロード
- 証明写真(サイズ:縦5cm×横5cm 申請書に貼り付けた状態で提出)
- パスポート顔写真掲載ページのコピー(パスポート原本は不要)
- 海外旅行保険契約証明書(アメリカ資本の会社は不可)
- キューバ滞在1泊目のホテルバウチャー
- ツーリストカード取得費用(5,600円)の振込票 ※先に振込みを済ませます
- 返信用封筒(切手貼り付け)
取得費用振込先
銀行名:三菱東京UFJ銀行
支店名:広尾支店
口座:普通
口座番号:1128153
郵送先
〒106-0044
東京都港区東麻布1-28-4
キューバ共和国大使館
キューバは入国の際、ツーリストカードの他にも海外旅行保険契約証明書(アメリカ資本の会社は不可)が必要とのことなのでそれについても準備をしました。
ポイント
クレジットカードに付帯している海外旅行保険の契約証明書が必要な場合は、カード会社にもよりますが、電話をして依頼すれば7~10日間程で郵送していただけるようです。
国際運転免許証の取得
海外で車を運転する機会なんてきっとないだろう…。
出発前の時点ではそう考えていても、どんな展開が待っているかわからないのが人生です。
アイスランドやナミビアなど、レンタカーの利用が主な観光交通手段の国へ行く予定のある方は取得しておくとよいかもしれません。
私も念の為に取得しました。
有効期限は発行日から1年となります。平日で混雑していなかったおかげか手続きは20分程で完了しました。
必要書類
- 申請書(現地で取得可能)
- 運転免許証
- パスポート原本、もしくは顔写真掲載ページのコピー
- 国外免許用写真(サイズ:縦5cm×横4cm 1枚)
- 認印
- 手数料(2,400円)
部屋の片付け
長期間留守にするということで部屋の片付けをしました。
こんな時、一人暮らしで引越しが必要になる方は大変だと思います。
“いつか役に立つかもしれない”と保管していたものの、結局使用機会がないものをこの機会を利用して全て処分しました。
驚くべきことに、45Lのゴミ袋が11個ほどできあがりました。
どうやら私は今までゴミと共に生活をしていたらしい。
“失くして初めてその大切さに気づいた”
というような言葉をたまに聞きますが、
“手放してみて初めて実は重要なモノではなかったと気づいた”という経験も人生の中では少なくないのではないのでしょうか。
本当に必要なモノと、ただ執着しているだけのモノ。
不要なモノを断ち切ることで心もスッキリしました。
また、不要ではあるもののまだまだ利用価値がありそうなものはフリマアプリ、メルカリを利用して出品をしました。
主に電子機器、衣類などを販売し、そこで得た利益は合計139,917円。
部屋も片付き、購入者にも喜んでいただき、旅の資金も入手できる最高の方法です。
出品しても全てのモノがすぐに売れるわけではないので、出品作業は出発の2ヶ月前から行いました。
また、出品作業がめんどくさいという方はリサイクルショップへ持って行ったり、宅配買取サービスを利用して引き取ってもらうのも一つの手だと思います。
SIMロック解除と携帯電話プランの変更
SIMロック解除
海外滞在中は現地でSIMカードを購入して利用することもあるかと思い、SIMロックを解除しました。
自分が利用している機種・契約の状況で解除が可能か確認をし、オンライン上で解除をしました。
ドコモ、au、ソフトバンク共にオンライン上での手続きは無料で可能です。
店頭での解除依頼は手数料3,000円が必要とのこと。
携帯電話プランの変更
長期間携帯電話を利用することがなくなるため1度解約をしようか悩みましたが、
今のタイミングで解約をすると解約金がかかるうえに帰国した際に同じ電話番号を利用できなくなるということで、
番号保管サービスを利用することにしました。
キャリア | 事務手数料 | 月額 | 保管期限 |
ドコモ | 1,000円 | 400円 | 最大3年間 |
au | 2,000円 | 372円 | 最大5年間 |
ソフトバンク | 3,000円 | 390円 | 最大5年間 |
保管期限を過ぎると自動的に解約されてしまうそうなので注意したいです。
親しい人たちへの挨拶
日本を離れることでしばらく会えなくなってしまう親しい人たち、お世話になった人たちに挨拶をしました。
送別会を開催していただいたり、一緒にご飯を食べたり、手作りケーキをいただいたり、餞別の品をいただいたり…。
今までたくさんの方々に支えられて生きていたのだなぁと改めて感謝の気持ちがわきおこりました。
そして、“応援しているよ!”という言葉をたくさんの方からいただき、とても心強く思いました。
しばらく会えなくなってしまうのはさみしいですが、いつかの再会を楽しみにしています。
大切な人たちとの再会…。
