今回はメキシコシティから行くことのできる観光名所、テオティワカン遺跡とヴァスコンセロス図書館についてご紹介させていただきます。

テオティワカン遺跡とは
メキシコシティから北東約50キロの地点に存在する、1987年に世界遺産(文化遺産)に登録された巨大な宗教都市遺跡です。
紀元前2~6世紀まで繁栄し交易や農民たちの信仰の中心地でもありました。
最盛期には10~20万人もの人たちが生活していたと言われています。
7世紀に入る頃には農業の衰退、森林破壊、火事、内乱など何らかの原因で滅びてしまいます。
テオティワカンとはナワトル語で「神々の都市」という意味で、12世紀頃にこの都市を発見したアステカ人が命名しました。
アステカ人は廃墟となったテオティワカン都市を崇拝の対象としていたそうです。
テオティワカン遺跡観光
メキシコシティからテオティワカンへ
テオティワカン遺跡へはメキシコシティの北バスターミナルからバスに乗って行くこと
朝10:00頃に北バスターミナルに到着し、テオティワカン行きのバスチケットを購入しようとカウンターに目を
これは並ぶ前に体力をつけなければと思い、バーガーキングで遅めの朝食
そろそろ列も空いてきた頃だろうと淡い期待を抱き、もう一度カウンターへ行くとそこにはまだ長蛇の列があるではありませんか。
なんと、列はチケット売り場の外にまで続いていました!
こんなに並ぶものなのか…!!
もっと早い時間帯に来るべきだった…
10:45に列に並び、チケットを買い、11:
想像していたよりはスムーズに進み胸をなでおろします。
バスの本数は多く、随時出発しているような雰囲気でした。
テオティワカン遺跡入場
1時間程バスに揺られ、遺跡に無事到着。
他の乗車客に続き、入り口を目指して歩きました。
宇宙人が作ったわけではないですよという説明書きのようですね。
チケット売り場を探しながら、ゲートを通り抜けようとすると係員の男性に「ここでお金を払え」と言われます。
私以外の観光客は声をかけられることもなくゲートを通り抜けているようでした。
なぜ私だけ…?
『入場料はチケット売り場で支払います。他のお客さんは支払っていないじゃないですか。なぜ私だけ支払わなければいけないのですか?』
そのように抗議をしたところ、男性はめんどくさそうに『行ってよし。』と通してくれました。
危ない…。騙されるところだった…!!
海外の観光地でありがちなパターンです。
いかにも外国人観光客という見た目をしたアジア人の私からお金を巻き上げようとしていたのでしょう。
世界遺産の施設の係員がそのようなことをするなんて、ちょっといい気はしません。
そんな風に考えながらもその先の道を進むと目の前には素晴らしい景色が広がっていました!
広大な敷地に点在するピラミッド。
テオティワカン遺跡です!!
その素晴らしい風景に感動しました。
全盛期には約20万人もの人々が暮らしていたとか。
後にこの地を発見したアステカ人がそのあまりの広大さに驚き、‶神が創造した都市”なのではないかと発言したことに由来しているそうです。
実際にこの巨大な都市は比較的短い期間で形成されたようで、いくつかの謎を秘めているのだとか。
地球上には未だ解明することができていない、たくさんの謎が存在しているのだなと感じさせられます。
ケツァルコアトルの神殿。
それにしてもなんて広いのでしょう。
ピラミッドに上ろうとしましたがそこは人で溢れかえっていて、またしても長蛇の列ができていました。
一瞬上るのをためらいましたがここまで来て上らないわけにはいきません。
炎天下の中、列に並び、上りました。(頑張ったと思います)
ちなみに列に並んだ瞬間から、ピラミッドに上りそして下りるまでの間ずっと列に並んだ状態が続き1時間以上の時間を要しました。
途中にトイレにでも行きたくなったら大変です。
ピラミッドの上から見える景色はとても素晴らしく感動しました。
苦労して上ってよかった!
頂上で手を天に上げ、パワーを受け取ろうとする人々もいました。
パワースポットでもあるようですね。
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ピラミッドから降りた後はピラミッドを背景に写真撮影。
その後、一通り残りの遺跡を堪能して出口に向かいました。
出口を出た時、私はそこで驚くべき事実を目の当たりにしたのです。
出口なのか本来の入口なのかわからないその場所に掲げられた看板には、
‶日曜日はメキシコ市民はIDを提示することにより無料で入場できます”
という旨が記されていたのです。
なるほど…、どおりで混み合うわけです。
そして私はメキシコ市民でもなんでもないのにゲートの係員に抗議をし、無料で入場してしまったというわけです。
しかし、同じ入場料を支払うのであれば混雑する日曜日は絶対に避けるべきだと強く感じました。
ちなみに帰りのメキシコシティ行きのバスに乗車する際も、長蛇の列に並ぶことになりました。
注意ポイント
日曜日のテオティワカン遺跡は非常に混みあうのでできる限り日曜日の観光は避けましょう
ヴァスコンセロス図書館
メキシコシティには、トリップアドバイザーの‶死ぬまでに行ってみたい世界の図書館15”に選出されたヴァスコンセロス図書館があります。
こちらはグアナファトで再会したまささんから情報をいただき、ぜひ行きたいと思いテオティワカン遺跡を訪問した後に行ってきました。
ヴァスコンセロス図書館は、地下鉄のBuenavista駅を降りて少し歩くとすぐに到着します。
図書館なので入場料はもちろん無料です。
入場し、まず目に飛び込んできたのはどこか見覚えがあるイラストと日本語の文字。
たくさんの日本の漫画が展示されています。
もはや漫画は日本の文化の1つですね。
入場して左手に目を向けると、そこには超近代的な不思議な空間が広がっていました!
鯨の標本がとてもカッコいいです。
まるで宙に浮いているかのような不思議な図書館です。
ちなみに館内はカメラでの撮影は禁止とのことですが、iPhoneでの撮影は大丈夫だそうです。
もしも、こんな図書館が自宅の近くにあったら頻繁に通って勉強するだろうなぁと考えました。
考えた後、いや、勉強はしないかとも思いました。
静かでとても居心地が良い場所です。
メキシコシティを訪れた際は、ぜひ訪問されることをお勧めします。
行き方・料金
メキシコシティからテオティワカン遺跡へ
AUTOBUSES TEOTIHUACAN社バス
所要時間:約1時間~
料金:片道52MXN~(約312円)
【乗車場所】メキシコシティ北バスターミナル
ヴァスコンセロス図書館
地下鉄と徒歩
所要時間:地下鉄Buenavista駅から徒歩約4分~
料金:地下鉄代、一律5MXN~(約30円)