ウクライナ

ウクライナの絶景スポット愛のトンネル観光ガイド!!

2021-07-30

今回はウクライナにある絶景スポット、愛のトンネルについてご紹介させていただきます!

多くの方が写真で見たことがある、有名な場所だと思います。

 

Noriko
ずっと前から私が行きたいと思っていた場所のひとつでもあるので、実際に足を運ぶことができてとても感動しました!

 

愛のトンネルとは

愛のトンネル、または恋のトンネルとも呼ばれるこの線路は、長さ約5kmにわたるウクライナのクレーヴェンオルツィヴを結ぶ鉄道の区間です。

線路は植物からなる緑のアーチで囲まれており、恋人たちのデートスポットとして有名です。

 

なんでも恋人と一緒にこのトンネルを歩くと願いが叶い、ひとりで歩くと恋人ができるのだとか。

映画のロケ地にもなっているとてもロマンチックな場所です。

 

ポイント

愛のトンネルが緑色で覆われ美しい時期は6月~8月です。

時期が早すぎると植物が成長しきっておらず完全な緑のトンネルが出来上がっていないこともあるので注意が必要です。

 

キエフから愛のトンネルへ移動

キエフからリウネへ

まずは滞在しているキエフから、愛のトンネルの観光拠点になる街リウネへと移動です。

 

キエフからリウネへの交通手段は主に、

  • ミニバス
  • 長距離列車

を利用する方法があります。

 

長距離列車は基本的に夜行列車となります。

私は夜行列車が苦手なのでミニバスを利用することにしました。

 

キエフからリウネへのミニバスは1日に何本も発車しており、席の予約は必要ありません。

前日に予め出発時刻を確認しにバスターミナルへ行くと、このような時刻表をもらうことができました。

 

当日、11:30のミニバスに乗車したかったので10:30にはバスターミナルに到着するように宿からUberで向かいます。

リウネ行きのミニバスの乗り場は23番です。

料金の250フリヴニャ(約1,000円)を直接ドライバーに支払い、スーツケースを預け、席を確保して隣接されているスーパーマーケットへ買い物に行くことにしました。

隣接されたスーパーマーケットは比較的大きく、品揃えも豊富です。

そこで昼食や軽食を購入することができるので便利です。

 

お昼ご飯用にパンと飲み物、総菜のチキンを購入しました。

チキンは1本9.39フリヴニャ(約40円)で美味しかったです。

そして11:30に出発です。

ミニバスは何度か停車して客を降ろしたり乗せたりしながら走り続け、16:03にリウネのバスステーションに無事到着です。

 

私はリウネで3泊する予定でしたのでその日は愛のトンネルへは行かず、宿でゆっくりと過ごしました。

 

リウネからクレーヴェンへ

リウネに到着した翌日、愛のトンネルへと向かいました。

愛のトンネルへ行くには、まずリウネからミニバスに乗ってクレーヴェンという街へ行く必要があります。

私が滞在している宿泊施設(Full House Hotel & Capsule Hostel, Rivne)からクレーヴェン行きのミニバスが出ているバスターミナルまでは距離があったので、マルシュルートカを利用して向かいました。

 

リウネ市街にはマルシュルートカやトラムが走っているので利用すると便利です。

料金は一律8フリヴニャ(約32円)です。

市街中心部から鉄道駅やバスターミナルへ行くには56番か64番のマルシュルートカか、3番のトラムへ乗ります。

 

なかなかお目当てのマルシュルートカが来ないうえに来ても満員で乗ることができずに困っていましたが、地元の優しいご年配の女性が私の乗るマルシュルートカが来るまでずっと一緒に待っていてくれました。

ウクライナ人は本当に親切な方が多いです。

15分ほどでバスターミナルの近くに到着です。

少しだけ歩いてバスターミナルへ向かいます。

バスターミナルには小さな売店があり、軽食を購入することができました。

美味しそうなパンも販売されています。

小さなバスターミナルを見渡すと、4番乗り場にはクレーヴェン行きのミニバスが既に停車しています。

11:24にバスに乗り込み、11:40に出発しました。

料金は直接支払う形で片道28フリヴニャ(約112円)です。

とてもローカルチックなミニバスでなんだかワクワクしますね!

走行中、窓の外を見ると美しい景色が広がっていて感動しました。

のんびりとした田舎の風景に癒されます。

12:25、愛のトンネルの最寄りのバスストップに到着です。

 

降車場所はドライバーや他の乗客の方々が教えてくれました。

さらに、一緒に降車したウクライナ人ご夫婦が途中まで私を道案内してくれ、とても感動しました。

 

クレーヴェンから愛のトンネルへ

愛のトンネルへ向かう途中の道には、このように愛のトンネル関連の看板なども建てられています。

ウクライナの中でも有名な観光地のようですね。

さらに私が好きな可愛らしい家々が建ち並んでいて平和な雰囲気が漂っています。

この家の内装はどうなっているのだろう?

などと妄想しながらひたすら歩きます。

こちらの物件は屋根の形に少し特徴がありますね。

私の中の旧ソ連探知機が反応しました。

のどかな田舎の中にも旧ソ連の団地が存在していました。

こちらの団地にはアートが施されており、私を案内してくださったご夫婦に写真撮影することを勧められたので言われるがままに撮影をしましたが、このアートが何を表現しているのかは謎です。

親切なご夫婦とお別れをし、私は再び田舎道を歩きます。

ウクライナは緑がとても美しいです。

しばらく歩くと踏切りがありました。

しかし、こちらの線路は愛のトンネルの線路とは違うようです。

列車が通過していくのを待ちます。

やって来た列車は、カラフルで1両編成の可愛らしい列車でした。

平和です。

列車が通過した後、線路を越えてさらに歩みを進めるとまた別の線路が存在しました。

今度こそ、愛のトンネルの線路です。

バスストップから徒歩15~20分ほどで到着しました。

周辺にはカフェレストランや売店がいくつかありましたが、新型コロナの影響か閉店されています。

観光客の姿もほとんど見られません。

お土産を販売している露店もいくつかあります。

看板も出ており、ここはまさに恋人たちのデートスポットなのかもしれません。

 

私の他に、1組のカップルが観光に来ていました。

彼らは非常に友好的で私に虫よけスプレーを貸してくれようとしたり、「とにかく蚊には気を付けろ」とアドバイスをくれました。

私も虫よけスプレーを持参していたので身体に塗りたくり、準備を整えます。

 

愛のトンネル

そして、いよいよ愛のトンネルへ足を踏み入れます。

緑色に輝くトンネルを見たときは、とても感動しました。

写真の通り美しい場所です!

愛のトンネルの線路は今も現役で活躍しており、一日数回列車が通るそうです。

列車が来たら轢かれないのだろうか?とずっと疑問でしたが、このように避難する場所がところどころにあるので大丈夫です。

緑で多い茂ったスポットにたどり着くためにどんどん奥へと進みます。

しかし…単なる時期的な問題なのか、今年は凶作なのか、どこか緑が足りません。

 

そして虫よけスプレーをしたにもかかわらず大量の蚊が私を襲ってきます。

私のズボンにこびりつく大量の蚊を見たときは恐ろしくなり、ズボンにも虫よけスプレーをかけました。

蚊がいなければいつまでも眺めていたい景色です。

奥に進むと線路の部分も緑に覆われた場所がありました。

しかし、完璧に緑のトンネルができている部分が見つかりません。

これはもうカメラマンの腕でどうにかするしかないと思い、なんとか緑のトンネルの中にいるようなアングルで写真撮影をしました。

夢中で写真を撮り、蚊と戦い、愛のトンネルを堪能した私は帰路へつくことにしました。

おそらく1時間以上滞在していたと思います。

 

虫よけスプレーの使用が功を奏したのか、幸いにもほとんど蚊に刺されることなく観光を終えることができました。

リウネの街に帰るには、降車したバスストップの反対側のバスストップでミニバスに乗れば大丈夫です。

ベンチに座ってバスを待つこと数十分、リウネ行きのミニバスに乗り無事リウネの街に帰ることができました。

 

注意ポイント

夏のシーズンには愛のトンネル内には蚊が大量発生しているので虫よけスプレーを持参した方がよいです。

また、蚊は黒い服に集まる習性があるので黒い服を着て行く予定がある方は心して訪問しましょう。

 

リウネ市街の様子

Andriyivsʹkyy Market

愛のトンネル以外何も見どころがないと言われるリウネの街ですが、散策していたところローカルマーケットを発見しました。

色とりどりの野菜や果物が販売されています。

こちらは精肉コーナー。

巨大な肉の塊がたくさん販売されていました。

そこそこ規模があり、見ごたえがあります。

食堂を見つけました。

昼食をとっていなかったので入店してみます。

その小さな食堂に観光客の姿はなく、地元の方々で賑わっていました。

 

店員さんは英語を話さないようでしたし、私はどんなメニューがあるのかもわからなかったので近くの女性が食べている魚料理が欲しいとジェスチャーで伝えました。

ふと壁を見るとウクライナ語かロシア語で書かれたメニューが掲げられていました。

読めなかったのでサラダやスープも欲しいと翻訳機を使用して伝えました。

そして、運ばれてきたのがこちらの料理たちです。

ものすごく美味しいわけではありませんが、観光客があまり訪れないようなローカルチックな食堂で食事をすることができた私はとても満足していました。

料金は60フリヴニャ(約240円)ほど。

激安です。

その後、少しマーケットを散策して帰路につきました。

用途不明の軍服を販売しているお店もチラホラ視界に入り、気になりました。

ミリタリーファッションでしょうか。

 

アクセス

 

市街

リウネ市街はそこそこ栄えていますが、本当にこれと言った見どころがありません。

美しい教会などあったので、もっと散策すれば面白い発見があったのかもしれませんが。

ですので、夜行列車でリウネに来てその日のうちに愛のトンネルだけ観光し、また夜行列車で街を移動するプランが一番無駄がないかもしれません。

 

リウネのお勧め宿

Full House Hotel & Capsule Hostel, Rivne

しかし、リウネの街には快適な宿が存在します。

 

Full House Hotel & Capsule Hostel, Rivne というホステルです。

こちらのホステルは近代的な内装をしており、清潔でキッチン、高速Wi-Fiなど必要な設備も整っておりとても居心地がよかったです。

さらにドミトリールームですと1泊170フリヴニャ(約678円)という安さです。

 

慌ただしい観光が好きではないという方はこちらのホステルに宿泊してゆっくりするのもよいかと思います。

私はドミトリールームに宿泊していましたが、同室のウクライナ人の女性が謎のウエハースのようなお菓子をたくさんくれて親切にしてくれました。

さらに彼女は私にピザをくれたりと、言葉が通じないのにとても優しく対応してくれて感動しました。

とても快適な滞在で無駄に延泊してしまいそうになったくらいです。

リウネでの宿泊を考えている方は利用してみるのもいいかと思います。

 

リウネからリヴィウへ移動

リウネバスステーションからリヴィウ鉄道駅へ

リウネの次に私が向かった先は世界遺産都市リヴィウです。

その際の移動についても少しご紹介させていただきます。

 

リウネからリヴィウへは列車での移動も可能ですが、私はバスを利用しました。

前日にバスステーションへチケットを購入しに行くと、「明日の10:00にここへ来てチケットを購入すればいい」とカウンターの方に言われたので予約などはせずに当日10:00前にバスステーションへ行きました。

ちなみにクレーヴェン行きのミニバスが発車しているバスターミナルとは違う場所です。

しかし、10:00になってもチケットカウンターは開く気配がありません。

 

バス乗り場にいる係員の方々にたずねると、リヴィウ行きのバスは2番乗り場から発車だと言われたのでベンチに座ってひたすら待ちます。

その際、ベンチの隣の席に座っていた女性に相談すると彼女は別の係員の方にリヴィウ行きのバスについてきいてくれたり、バス会社に電話をして私のチケットを予約してくれました。

 

「あなたの席は確保したから、ドライバーに名前を告げて乗車してね!」

と言って彼女はバスに乗車して去っていきました。

 

11:00にやって来たリヴィウ行きのバスは、ミニバスではなく観光用の大型バスで満員でした。

私は名前を告げ、料金を支払って乗車することができましたがどうやらやはり予約が必要だったようです。

親切なウクライナ人女性が電話で予約してくれたので乗車することができたのでしょう。

 

バスは11:16に出発し、15:13に無事リヴィウ鉄道駅付近のバスターミナルに到着しました。

リウネからリヴィウへの移動を考えている方は列車で移動するか、こちら(https://infobus.eu/en)のウェブサイトから予めバスのチケットを手配しておいた方が無難です。

 

こうして、ずっと行きたかった愛のトンネルを無事観光することができました。

蚊がたくさんいて大変でしたが、行く価値のある美しい場所です。

 

Noriko
ウクライナにお越しの際はぜひ足を運んでみてください!

 

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行き方・料金

キエフからリウネへ

ミニバス
所要時間:片道約4時間30分~
料金:片道250UAH~(約1,000円)

乗車場所【キエフバスターミナル】

【降車場所】リウネバスステーション

リウネからクレーヴェンへ

ミニバス
所要時間:片道約45分~
料金:片道28UAH~(約112円)
※4番乗り場から出発

【乗車場所】リウネバスターミナル

降車場所

クレーヴェンから愛のトンネルへ

徒歩
所要時間:片道約15分~

アクセス

リウネからリヴィウへ

バス
所要時間:片道約4時間~
料金:片道230UAH~(約920円)
※チケットはあらかじめウェブサイトで購入しておくことをお勧めします。
 

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【乗車場所】リウネバスステーション

降車場所

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Noriko Sumiya

約2年間の世界ひとり旅を経験。通算80カ国+未承認国家を訪問。 2020年3月に新型コロナウイルスの影響で帰国した後は『心の声に従い、自分らしく生きる』というテーマに焦点を当て、世界中どこでもパソコン1台で収入を得られる自由な旅人に転身。同じ夢を持つ方たちを応援したいと思い情報発信をしています。ビジネスブログも書いていますのでよろしければご覧ください!

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